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機動戦士ガンダムSEED DESTINY the oath
戦火の兆し
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シルエットを要請し、メイリンがそれに応える。するとすぐにフォースシルエットを機体後部に装備した戦闘機が飛来し、インパルスはソードシルエットをパージ。フォースシルエットを新たに換装した。
フォースシルエットへと換装したインパルスの機動性は凄まじく、カオス、アビスの段幕を全て避けつつ、ついにガイアへと肉薄した。

『堕ちろぉ!!』

リバティがカオスを、ザクがアビスを抑えていたが、カオスが変形し大口径のビームを、アビスは一斉射撃を放ってきた。しかしそれらはリバティやザク、インパルスを狙ったものでは無く、ガイアが先程から攻撃していたアーモリー・ワンの外壁だった。度重なる攻撃に耐えかねた外壁は遂に溶けてしまい、穴が空いてしまう。

「っち!」

穴の向こうには宇宙が見え、内部の空気が一斉に外へ流れることで乱気流が発生する。リバティやザク、インパルスが各種スラスターを吹かすことでなんとか姿勢制御をする横で、カオス、アビス、ガイアは乱気流の流れに沿って離脱してしまう。

『くっそぉ!!』

それを見たシンも穴へと突っ込んでしまった。

「おいバカ!止めろ!」

『ちょっとシン!外の状況も分からないのに!』

ルナマリアの言う通りだ。外には敵母艦も居るかも知れないのに!

「ルナマリア!俺達も行くぞ!」

『ちょっとゼラまで!』

「ここでインパルスまで失ったらまずいだろ?それにあのバカを1人にしたら...」

『あぁもう!分かったわよ!』

シンの後に続き、俺とルナマリアも穴へと突き進んだ。
俺は穴に吸い込まれ、宇宙に出る時に何か悪寒のようなものを感じていた。
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