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機動戦士ガンダムSEED DESTINY the oath
戦火の兆し
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悪だった。ステラはコックピット内で舌打ちをする。
アウルが合流してくれたものの、アウルと交戦していたグレー色の機体もこちらに来てしまった。
私とスティングが交戦していた合体するMSと見た目からして同系統の機体だろう。それに加え赤いMS、さっき撤退した緑色のやつと同じ機体も合流してきた。
『スティング、キリがない!こいつだってパワーが...』
通信機から聞こえてくるアウルの声からは焦りが感じられる。アウルが一斉射撃を行うがグレーと赤い機体はそれぞれ回避をしつつ、反撃にビームをこちらに放ってくる。
合体するやつだけでなく、あちらの2機もなかなかやるみたいだ。
私のガイアも、パワーが限界に近づいているが、目の前の敵ー合体するやつは逃がしてくれないだろう...なら!
『離脱するぞ!ステラ、そいつを振りきれるか!?』
スティングからそんな通信が入ってくるが、私は既にこいつを落とすことを決めていた。
「すぐに沈める!」
ビームを乱射しつつ、ビームサーベルを構えフルスロットルで敵に突っ込む。
敵も対艦刀を構え、両者がすれ違う瞬間、互いの刀が空中で一閃する。
「...どうして!?何で沈まない!?」
ステラは自分が戦闘の為に調整された戦士であること。強化人間である事を知っていた。コーディネーターに負けない為に、今まで数えきれない程の過酷な訓練を受け、思い出したくもない特殊な処置を受けてきた。
ただ一つ。あの幸せだった頃に、あの場所に帰る為に。
「このままじゃ...私は!私はっ!!」
私達に失敗は許されない。失敗した強化人間は不要とされてしまう。
『離脱だ!やめろステラ!』
スティングから怒鳴り付けられるが、私はビームサーベルを構え、再び敵と切り結んでいく。
目の前のコイツを沈める事しか、ステラの頭の中には無かった。そんな時、アウルの嘲笑うような声がステラの耳に届いた。
『じゃあお前はここで死ねよ!』
「死...ぬ?わ、私...っ!」
ステラの目の前が真っ白になるような、全てを失ったような喪失感が心を満たしていく。
『アウル!』
『ネオには僕から言っといてやる...サヨナラってなぁ!』
スティングからは制止の声が掛かるが、なおもアウルは維持の悪そうな笑みを浮かべながら言葉を続けた。
サヨナラ...もう...会えない?
ついにステラの体は震え出す。ただの1人の年頃の少女の様に。
急に攻撃を止めたガイアにインパルスの背部に装備されたビームブーメランが迫る。寸のところでカオスがガイアの前に入り、それを弾き返した。
『アウルお前っ!!』
『止まんないじゃん、しょうがないだろ!?』
『黙れバカ!余計なことを!』
スティングとア
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