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機動戦士ガンダムSEED DESTINY the oath
戦火の兆し
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『何でこんな事...また戦争がしたいのか!あんた達は!』

発艦後、すぐに先行したインパルスから通信が入った。
彼の境遇を考えると、この惨状を目の当たりにし激昂するのもよく分かる。
シンの搭乗するZGMFーX56Sインパルスの情報は相手に伝わってなかったのだろう、相手のガイア、カオスに対し互角に立ち回っていた。
インパルスのスペックとシンの技量を考えたら余裕はないだろうが、あの2機相手でも問題ないだろう。
交戦区域に向かっていると、メイリンから通信が入った。

『ゼラ!現在インパルス、ザクがカオス、ガイアと交戦中!守備隊がアビスと交戦中だけど...』

「ほぼ壊滅状態か?まぁアビスが相手なら仕方ないか」

『...うん、だからゼラはアビスへの対応を。準備が完了次第、お姉ちゃんもそっちに向かう予定だからそれまで1人になっちゃうけど...気をつけてね』

「あぁ任せろ。ってなわけでシン!そっちは任せるぞ!」

『もうやってるよ!っく!こいつなかなかやる!』

通信機からシンの声が聞こえる。余裕が無いのだろう、その声はかなり切羽詰まっていた。敵のパイロットもなかなかやるようだ。

「アビスを視認した。戦闘へ移行する」

ゼラはリバティのビームライフルをアビスへ向け発射した。







ビィー!ビィー!ビィー!

アウルはコックピット内に鳴り響くアラートに舌打ちをしながらもアビスに向かってくるビームをシールドで防ぐ。

『なんだこいつは!?スティング!新型は3機のはずじゃないのかよ!?』

アウルはそうスティングに毒づくも、スティングから『俺が知るか!こっちにも情報に無い機体が来てるんだよ!』と言い返されてしまう。

『どーすんの?あんなの予定にないぜ!...っち!ネオのやつ!』

3機の情報が手に入ったくせに、残りの2機は抜けてたんだ?全く中途半端な!

『けど放っちゃ置けないだろ!?俺とステラで合体野郎をやる!アウル!そっちは任せたぞ!』

『はん!首でも土産にしようっての?』

アウルはビームランスを構え、目の前のリバティへ躍りかかる。

『かっこ悪いってんじゃね?そーゆーの!』

「ったく。随分好き勝手やってくれたようだな!」

リバティもビームライフルを腰部へマウントし、新たに大型ビームアックスーファルクスG7を手に取りアビスへ突撃した。

上段からリバティがビームアックスを振るうが、アビスはそれを最小限のステップで避けつつ、ビームランスで突きを放ってくる。その突きをリバティは左腕に装備されたシールドで弾き、片手でビームアックスを下からがら空きになったアビス目掛けて振り上げた。

『なにっ!?』
アウルの表情が強ばる。

...仕留めた
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