スーパーロボット大戦OGs
0055話 閑話 ユーリア
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る。
幼年学校で初めて会った時から、アクセル・アルマーという人物は私にとって尊敬すべき人物であり、憧れの人物であり、超えるべき壁であり……初恋の相手だった。
だからそんな人物に相棒と認められて過ごした3年間はとても充実した日々だった。
だが、同時に才能のある人物故の危うさというものも感じ取っていた。
自慢じゃないが、私は小さい頃から10年に1人と言われるくらいの才能を持っていた。
正直、それでいい気になっていた事もある。そんな私が幼年学校で出会った人物がアクセル・アルマーだ。
彼はそれこそ100年に1人と言っても過言ではない才能を持つ人物に思えた。
最初の試験で彼に負けて以来、彼に追いつく事だけを考えて寝る暇も惜しんで勉学に励んだ。それでも、試験で彼に勝てるのはかろうじて学科試験のみ。それも本当に僅差で。
人柄も基本的には柔らかく、自分を鍛える事に必死になると多少周りが見えなくなる事もあったが、周囲の受けは良かった。
「そんなアクセルが、反乱?」
信じられない……というよりは、信じたくない。
あのヴィンデルとかいう男に弱みを握られて脅されているのかもしれないと、有り得ない幻想にすがりたくなる。
「ユーリア隊長、今の放送!」
部屋の中に部下のレオナ・ガーシュタインが入ってくる。彼女もあの放送を見たのだろう。
そして、あの映像が事実かどうか確認する為に行動に移した。
……なのに、私は何をしている? ここで一人うじうじと考え込んでいるだけか?
違う。私はそんな女じゃない筈だ。もし分からない事があったら、アクセルに直接聞けばいいだけなのだ。それが、例え戦場であろうとも。
そう、私は……
「トロイエ隊隊長ユーリア・ハインケル少佐なのだから」
「ユーリア隊長?」
「悪いな、レオナ。私はやるべき事が出来た。行かねばならん」
「え? どこにですか?」
「先程の通信を見ていたのなら分かるだろう?」
反乱が起きたのは地球。ならば宇宙で戦いが起きるとしても随分と先の話になるだろう。そして現在の戦場は地球。
ならば私が今いるべき場所はここではない。
「地上だ」
「え? ちょっと、ユーリア隊長?」
まずは上司に許可を貰わなければならないが、どうにか出来るだろう。
「待ってろよ、アクセル」
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