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転生!DRAGONBALL THE WORLD!!
ナメック星編
第十二話 惨状と希望
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場から立ち去ろうとしていた。

「おい...ピッコロ...俺はまだ..死んで..な..」

しかし声がかすれ全く聞こえないような唸り声のようなものしか出なかった。

「ん?今誰かの声がしたな。」

「俺だ..ワサ...ビだ...」

「何?貴様まだ息があるのか?」

運のいいことにナメック星人のピッコロは耳がよく俺のかすれた声を聞き取ることができた。

「ピッコロ...俺の道義に...仙豆がある..」

「お前は仙豆を持っているのか。待ってろ今食わしてやる。」

そうしてピッコロは仙豆を取り出し、「仙豆だ。食え。」と俺の口に入れ込んだ。

俺は死力を尽くして仙豆を噛みしめやっとの思いで飲み込んだ。

その瞬間、生命力、活力、戦闘力、気の全てが漲った。

「よっしゃー?サンキュー!ピッコロ!」

「大したことはしていない。それに俺は運が良かっただけだ。」

「そうか、でも助かったことには違いない。ありがとう。」

「気にするな。それにしてもお前がここまでやられるとはフリーザは相当な実力を持っているのだな。」

「そうだな。終始圧倒されて全くもって勝ち筋は見えてこなかったな。」

「だったらお前は諦めるのか?」

「そんなわけがないだろ?それに今のおかげでまた戦闘力も上がったしな。」

「サイヤ人の特性ってやつか?いいもんだな。」

「それだけじゃない。さっきの潜在能力開放のような効果も一緒に出てきてる。」

「そうか、さっきの最長老とかいうやつのおかげだな?」

「ああ、そうだ。...じゃねぇ?」
ワサビは思い出したかのようにネイルに駆け寄った。

「おい!ネイル。しっかりしろ!大丈夫か?」

ワサビは優しくネイルの体を揺らすがネイルは口を動かすのもやっとぐらいのようだ。

「待ってろ、今気を分けてやるからな。」

「待て...ワサビ俺に気を分けなくてもいい...」

「なぜだ?このままだと死ぬぞ?」

本当ならばここでピッコロと融合するのが一番いいのだが、一度協力し戦った仲間にそんなことをいうのはさすがに酷だった。

「そこに...いる奴はナメック星人か?」
朦朧とした意識の中でピッコロを見る。

「そうだ。」

「そうか...お前は最長老様の言っておられた...カタッツの子か...」

ピッコロは言われた覚えのない言葉に不思議がっていた。

「カタッツの子だと?俺はピッコロだ。」

「そうか...立派になったな...一つ頼みがある。この俺と同化してくれ。」

「同化だと?なんだそれは。」

「同化とはその名の通りナメック星人が合体し強大な知恵とパワーを手に入れることだ。」

「そんなこと言って、俺を取り込も
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