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転生!DRAGONBALL THE WORLD!!
ナメック星編
第十二話 惨状と希望
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戦闘力が大幅に上昇する。
だけどもこの戦いのさなかでは回復手段がなくこの作戦は取れないはずであった。
だがしかしこれを遂行できるたった一人のナメック星人がいた。
名をデンデ。

彼は治癒能力に優れており、数秒で瀕死の者を回復させることができる。

これを使うことによってクリリンと悟飯、そしてサイヤ人どもを生き返らすことでいずれフリーザにも追いつく可能性があるというものだ。

デンデはベジータ達を治癒し、再び彼らは戦場へと降り立った。
はじめこそ「俺は超サイヤ人になったのだ!」と言っていたが、それは大したことがなく、何度も戦っては散り、戦っては臓物や骨を破壊され、とまるで世紀末のような光景であった。

フリーザもこの状況を不信がり、あたりを見渡すとナメック星人の生き残りのガキが瀕死のベジータに手を当てることで回復されている光景を目にした。
フリーザもバカではない。手から光線を放ち、デンデの頭を吹き飛ばすことで回復手段を絶った。

「さてと、これであなたたちはもう回復できなくなりましたね。」
と不敵な笑みを浮かべながら言うフリーザにその場にいるものはみな戦慄し、どこかのサイヤ人の王子は涙すら流した。

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-ワサビside-

二人の戦士は、内臓は破壊され、骨は複雑骨折しオマケに腹を光線で貫かれたが、実は何とか生きていた。
戦闘力を0にしたのはあくまで気のコントロールで限りなく0に近づけただけであった。
だけれど、このまま倒れているだけでは回復せずいずれ短い間には死ぬのは目に見えていた。

(な...なんとか...道義の....ポケットから...仙豆を取り..出さ..ねぇと...)
ワサビは手を動かそうにも疲労やダメージのせいだまったくもって動かなかった。
それに加え視界が何度も暗くなりかけ、やがて痛みすら感じなくなり、何度も意識が飛びそうになった。

もうすでに体にガタが来ておりどの部位もまともに働かなくなっていた。
もうワサビは静黙とした空気の中で本当に僅かな音で鼓動する心臓の音を聞くことしかできなかった。

(あいつらは...助かったのか..な..)
ワサビは仲間の安否を気にしながら、息を引き取ろうとしていた。
その時だった。
少し離れたところからとある気を感じた。
それは紛れもないピッコロの木であった。
死にかけの頭で思い出すと、確かにピッコロは一度ネイルの元へきていることを思い出した。
なんとか根性で生と死の狭間で戦っているとついにピッコロが到着した。

「ワサビ...界王星から見ていたぞ。俺のためにわざわざ囮になりよって...だが、今は感謝しておく。すまなかったな。」
そう言い、ピッコロはその
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