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転生!DRAGONBALL THE WORLD!!
ナメック星編
第十二話 惨状と希望
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とで相手の気を読むことができるようになった。だからこそやっと今になってフリーザとの差を本当に理解できた。
いつかは越えようとした壁は分厚くそしてはるかに高いことをベジータは改めて理解した。

(だからって...ここで引き下がれるか!)
ベジータが奮起の声を発しフリーザにとびかかろうとした瞬間、フリーザが口を開く。
「貴様...まだ生きていたか。」
その言葉でベジータは動くことすらできなくなった。
別にベジータに向けてその言葉を言ったわけではない。ただ気を放っただけだ。
殺気を。ベジータは気づかない間に震えていた。
しかしそれは悟飯やクリリンも皆同じであった。
たった一人を除き...

「てめぇを地獄に送るまでは死ぬわけ訳にはいかねぇんだよ。」
バーダックはフリーザを睨みつける。

「ふふ...相変わらずサイヤ人は...人をイラつかせるのが上手いヤロウどもだ?」
フリーザの気がより一層大きくなる。まるで上限などないように。

「そうだ。君たちの仲間がさっき僕には向かってきてねぇ。名を...ワサビといったかな。全く僕に対して囮になろうなど身の程をわきまえてほしいもんだね。だから殺してやったよ。一緒にいたナメック星人ごとね。」

フリーザの口から発せられた事実に皆一瞬固まった。

「でもよく彼はやったと思うよ。このフリーザ様を一瞬でも止めたんだからね。
だけど、彼は一つミスをしていた。
僕がそんなことをされて許すと思うのか?ドラゴンボールを横取りしやがって...この汚らしいサルどもが?じわじわとなぶり殺しにしてあげるよ...」

フリーザの殺気はナメック星全土に響き渡った。

メディカルマシンにいた孫悟空も(こいつはやべぇ...)とすら感じたほどだった。

そこから先はまさに悲惨というべきであった。
ベジータとバーダックは「足手まといだ。」とクリリンと悟飯を逃がそうとしたがそれを黙って見逃すフリーザではない。
一瞬にしてクリリンたちの前にでたフリーザは尻尾のみでクリリンと悟飯を一方的にいたぶり気絶させた。
我武者羅に突っ込んでいったベジータも戦闘力にしてはとても大きい方だ。だがフリーザにはかなわない。腹を殴られた一撃で内臓や肋骨を折り...いや、破壊され大量に血を吐きその場に力なく倒れた。
さきほどフリーザと戦い多少の痛手を負わせたバーダックであっても初めから最終形態のフリーザには手も足も出ずに乱打を狂うほど浴びせられた後、頭突きされダウンした。
この間たったの一分である。しかしこの速さでもフリーザは遊んでいた。もし彼が本気だったら10秒も要さず全員を殺せていたであろう。

しかしベジータ達にも勝機がないわけではない。この戦いの鍵はサイヤ人であろう。
サイヤ人は瀕死の状態から復活することで
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