暁 〜小説投稿サイト〜
転生!DRAGONBALL THE WORLD!!
ナメック星編
第十一話 食らいつく龍の牙
[6/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
拳ももはや切れそうだ。
俺はフリーザを視界にとらえ思いっきり地を蹴った。
さっきのスクリューかめはめ波と萬國驚天掌のおかげで“助走”は取れる。
フリーザとの距離は十分だ。
俺は右足を曲げそこに薄いバリアを張り蹴って加速する。それだけではない。
バリアは衝撃によって割れ、それにより爆発を起こす。
蹴った勢いと爆破の勢い、その二つが相乗効果を起こし更なるスピードを生む。
【バリアブレイクダッシュ】
それを何回も繰り返しフリーザに光のような速さで迫る。

俺は右手に力を込めた。
フリーザが腕を交差し守りを固める。
関係ない。すべて壊すのみ?

右手は黄色のオーラを纏う。

「悟空?技借りるぜ...龍拳?」
巨大な金色の紅きオーラを纏いし龍はフリーザを貫く。

「終わりだ?龍拳...爆発?」
巨大な龍は激しい光を放ちフリーザを破壊せんと牙を向いた。
空には割れんばかりの爆発が広がった。

ほぼ全ての力を使ったワサビは飛ぶ気力も残らず地面へ墜落する。

「大丈夫か!ワサビ。」
ネイルが駆け寄り気を少し分けてもらった。
そのおかげで多少なりとも動けるようになった。

「ワサビ、フリーザはやったのか?」
はぁ...ネイル、それをフラグというんだ。
それに4倍も差があるのにこれで終わりにはならない。
案の定フリーザは生きていた。

だがしかし命がけの戦いのおかげかこの星にピッコロの気を感じた。だがそれと同時に最長老様の気もなくなっていた。

(どうやら...間に合ったようだな...)

フリーザは頭にわかりやすく血管を浮かべていた。
「今のはさすがの俺にも効いたぜ...このフリーザ様にな?」
フリーザは足元のおぼつかない俺に飛び蹴りを入れる。
内臓が破壊されたようで俺は血反吐を吐いた。

フリーザは俺に指を向ける。
「もういいでしょう。死になさい。デスビーム?」
はは...逃げる気力も残ってねぇや。
だがその光線は俺をとらえることはなかった。ネイルが命がけで俺を守ってくれたのだ。
ネイルは左腕を犠牲にし無理やり光線の向きを変えた。
ネイルの左腕がはじけ飛んだがナメック星人の特性で腕を生やす。

「まだ一匹虫けらが残っていたか...」

「ワサビ、俺も戦わせてくれ。」
ネイルの瞳には覚悟が移っていた。

「ああ、こちらこそ頼むぜ?」

「たったのアリ二匹が恐竜に勝てると思ったのか?」

「勝てると思うからここにいるんだ。」

「まったく減らず口の多いやつめ...なぶり殺しにしてやる?」

(ネイル、チャンスは一回だ...聞いてくれ。)

(俺が渾身の一撃をあいつに入れるからアイツの注意をひいてくれ。)
ネイルは頷いた。

「行くぞ?」


[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ