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DQ3 そして現実へ…  (リュカ伝その2)
家族
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けて振り下ろすアルル!
「え!?お姉さんじゃないの?…はぁ、やっぱりアルルのパパさんは、女の趣味が良いなぁ………な、ウルフ!お前もそう思うだろ!?」
左手の人差し指と中指でアルルの振り下ろした剣を摘み止めながら、リュカはウルフに…弟子のウルフに話を振る。

「えぇ、本当ですね!何処の世界でも、勇者の母親は若くて美しい人なんですね!」
これまでリュカの事を見続け、学んできた集大成だろう…
ウルフはリュカの台詞に乗っかりつつ、このパーティーの陰の権力者ビアンカへも媚びを売る荒技を見せつける!

「ちょ、リュカ…私達の義理の息子は、将来有望よ!…どうしよう、楽しみになってきたわ」
「あ〜あ、可哀想に…」
「な、何よリュカ!」
「アイツに将来は無いな…明日にでもマリーのイオナズンでお別れだ…」
「「「「「……………」」」」」
リュカの悲しそうな口調に、一同静まりかえりマリーを見る…

「………」
当のマリーはジト目で青筋を立て、両手に紅蓮の炎を灯し佇んでいた。
「ち、ち、ち、違うんだマリー!!コレはアレでその何だ…えーと…」
自分の彼女の性格を、考慮に入れてなかったウルフは慌てふためく。

「………ぷっ…ふふふ…あははははは!」
しかし、そんな慌てるウルフを見て、堪えられなくなった様に笑い出すマリー。
「あはははは、冗談よウルフ!私はコノ父親を見て育ったのよ…その程度で怒る程、自分に自身が無い訳じゃないわよ!」
マリーはリュカを指差しながら、ケラケラ笑いウルフをからかう。
ウルフとしては、ホッとした様な、この父娘(おやこ)に敵わず悔しい様な…複雑な心境だ。

「アルル…随分と楽しそうなお友達方ね。紹介してくれないの?」
流石は勇者と呼ばれる男の妻…そして勇者の母親である。
リュカ等のやり取りを見ても、怯んだ様子も無く楽しそうに話しかける強い女性だ。
「おっと、申し遅れましたお母さん。僕は此処アリアハンから、娘さんと共に旅を続けてきたリュカと申します。以後お見知りおきを」

そして各々が自己紹介を始めた。



最後の1人、ティミーの番へとやって来る…

「あ、あの…初めまして、僕はリュカの息子のティミーです…む、娘さんと…アルルさんと正式に付き合ってます!よろしくお願いします!!」
緊張のあまり、役目のツッコミすら行えず居たティミーが、吃りながら叫ぶ様に自己紹介を終わらせる。
すると…
「な、何じゃと…ア、アルルと付き合う?」
アルルママ…アメリア程、肝っ玉の据わっていない祖父が、驚いて尋ね返す。

「何だ爺さん…知らんのか?『付き合う』ってのは、男と女がエッチな事をする仲と言う事だよ!」
「エ、エッチな事だとぉ!!!?」
そう言う意味で尋ねた訳では無いのだが、リュカがわ
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