第四幕その十
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「本当にね」
「そうだよね」
「一つのことを調べるとね」
「そこから幾つものことがわかるね」
「そうなるね」
「だから学問はしていくよ」
これからもというのです。
「そうしていくよ」
「それが先生だね、けれどね」
ここで老馬はこうしたことを言いました。
「写真でも修正入って実際のお顔と違うってね」
「今はもっと凄いけれどね、修正は」
ホワイティも言います。
「実際のお顔とかなり違うって」
「別に自分のお顔をよく見せたいのはいいにしてもね」
ポリネシアはそれはいいとしました。
「実際と違うのはちょっと困るかもね」
「そう考えたら銅像や肖像画と変わらないかな」
チーチーはこう考えました。
「写真も」
「そうしたものと実際は違うのはね」
「頭に入れておくべきかしらね」
チープサイドの家族もお話します。
「そうしたものと自分で見た目は違う」
「そうしたことがあるってことも」
「銅像や肖像画や写真が正しいと思ったら」
ジップも言いました。
「違うものだね」
「トリック写真とかあるわね」
ダブダブはそうした写真のことに気付きました。
「推理ものでも定番だしね」
「何でも鵜呑みしたらいけないってことだね」
トートーはこう言いました。
「自分の目で見てちゃんと確かめる」
「西郷さんの銅像や肖像画、漱石さんの写真もそうで」
ガブガブはトートーに続きました。
「他のこともだね」
「トリック写真なんか本当に多いからね」
「そうそう、心霊写真でも政治的なものでもね」
オシツオサレツは写真のお話をしました。
「一杯あるから」
「ちゃんと検証しないと駄目だね」
「そうだよ、例えば芹沢鴨さんの写真もあるけれど」
新選組の初代局長だったこの人のというのです。
「実際は調べたらね」
「別の人だったんだね」
「そうだったのね」
「これが」
「そうだよ、そして近藤勇さんの写真を調べたら」
新選組の次の局長のこの人はといいますと。
「そうらしいよ、あと一緒に沖田総司さんらしき人も映ってるけれど」
「その人もなんだ」
「沖田総司さんなんだ」
「その人だってわかったんだ」
「結構可能性が高いってね」
沖田総司さん本人だと、というのです。
「言われているよ」
「調べたら」
「そうなのね」
「その人も沖田さんなのね」
「美形だったとか実は違ったとか言われてるけれど」
沖田総司さんはというのです。
「その人が沖田さんだとしたら実際にね」
「美形なんだ」
「そう言っていいんだ」
「沖田さんも」
「そうだよ、そしてね」
先生はさらにお話しました。
「トリック写真ならイギリスにも多いね」
「そうだよね」
「歴史的にもね」
「ネッシーの写
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ