第二十二話 忍者と忍者その七
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一行は実際に火を使ってそのうえで刃にもなっている無数の子の葉達を焼いてそのうえで通常の攻撃を仕掛け。
尚も忍術と通常の術で戦う風魔小太郎を倒した、最後は服部半蔵が相手であったが彼は巧みに隠れ姿を隠してだった。
分身の術も行う、だが。
リーはそれぞれの分身が戦う姿を見てだった、そのうえで言った。
「これは芥川の分身と同じか」
「そうやな、実体はなくてもしっかりと攻撃してくる」
メルヴィルはそのうちの一体に攻撃をタスラムで撃ちつつ言った。
「そしてこっちの攻撃を受けたらな」
「消えるな」
「影はある」
見ればそれが確かにあった。
「そやから攻撃を当てるとな」
「消える」
「そや、半蔵さんがそのままや」
「何人にもなった訳やない」
「攻撃はしてくるし術も使う」
当然忍術もである。
「しかしな」
「攻撃を受けたら消える」
「そうなる、それやとな」
「一体ずつ消してくで」
「見分けるんやない」
本物か分身かをというのだ。
「もうや」
「その全てをな」
今その場にいる服部半蔵全員をというのだ。
「一体ずつでもな」
「倒していくんや」
「一体倒せば消える」
「そしてまた一体消す」
羅も言った。
「そうすればええ」
「そや、そしてや」
リーはその目を鋭くさせて話した。
「この場合一番ええんはな」
「分身を一度に消すことやな」
「一体一体消すよりもや」
それよりもというのだ。
「全体攻撃を仕掛て」
「まとめて消すな」
「神霊さん相手やと一体やからな」
「全体攻撃は意味がない」
「ただの攻撃と変わらん」
相手が一体では全体攻撃のメリットである敵全体にダメージを与えるというそれが意味がない、これは当然のことである。
「しかしな」
「今回はやな」
「意味がある」
リーは言い切った。
「そやからな」
「ああ、やったるか」
施は笑って話した。
「これまでの神霊さん達との勝負とは発想を変えて」
「それでや」
「全体攻撃やな」
「一撃でや」
「消せるな」
「分身はな」
「そうか、ほな」
それならとだ、リーは言ってだった。
隕石の術を放った、それでだった。
服部半蔵の分身たちは全て消え去った、半蔵は落ち着いていたがトウェインはこの状況を見て言った。
「よし、これでな」
「本体のみになったさかいな」
「分身を一々攻撃せんでええ」
「そや」
リーはその通りだと答えた。
「まさにな」
「そして敵の攻撃もな」
「その分減った」
「ほんま楽やな」
「もう一度分身の術を使ってきても」
それでもというのだ。
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