暁 〜小説投稿サイト〜
Fate/WizarDragonknight
悪の軍団
[5/5]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
たちとの戦闘で消耗している彼らが、更なる攻撃に耐えられるはずもない。
 ビースト、響、友奈。
 普段からよく知る者たちの攻撃が、それぞれ怪人たちを爆発させていく。

「よぉハルト! 誘拐されたって聞いたけど、結構元気そうじゃねえか!」

 ビーストは手を上げながら、ウィザードの肩を叩く。

「コウスケ……それに皆も!」
「心配したんだよッ!」
「無事でよかった!」

 響と友奈もそれぞれウィザードの姿を見て喜ぶ。

「あ、ああ……」
「可奈美ちゃんも真司さんもお疲れ様……ああっ!」

 友奈は、ディケイドの姿を見て響の腕を掴む。

「あなたは、この前の!」
「ええっと……ディケイドッ!」
「ふん」
「ああ、大丈夫大丈夫! 今はもう味方だから。ね?」

 全く自らの弁明をしようとしないディケイドの間を取り持とうと、ウィザードは説明する。
 だが、ディケイドは全く取り合おうとしない。友奈と響を全く無視しながら、一番前に現れた敵___聖杯戦争同様、願いをかけた戦い(デザイアグランプリ)(ジャマト)の一体、ダンクルオステウスジャマトを切り裂いた。

「さっさと終わらせるぞ」

 ディケイドはそう言いながら、自らの紋章が描かれたカードを取り出している。
 ダンクルオステウスジャマトは吠え、その手に持つ大剣を地面に突き刺す。すると、まさに古代魚、ダンクルオステウスのような生物が地面より出現、その大きな口でディケイドを食らい尽くそうとする。
 だが。

『ファイナルアタックライド ディ ディ ディ ディケイド』

 発動したディメンションキックには、全く歯が立たない。
 ディケイドの蹴りは、巨大な古代魚ごとダンクルオステウスジャマトを蹴り貫き、両者を同時に爆発させる。
 さらに、なだれ込んでくる悪の軍団。アマダムは、その最奥部で高みの見物を決め込んでいる。
 ディケイドは手を叩き、顎でウィザードへ促す。

「おい。行くぞ」
「ああ!」
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ