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霧の向こうのハーレム
ハーレム建設
実情
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遼の家。」

 ついた先にあったのは一軒の家。他の建物と同じく高床式だ。
 鈴音の後を追って梯子を上り中に入る。1ルームの部屋にはこれといって何も置いてなかった。見たところ8畳はありそうだ。

「家具とかはまた明日運び込むから。今晩はあのベットで寝てね。」

 彼女が指差す先には藁の山。あそこで寝ろと?

「じゃ、お休み、遼。」

 鈴音は足早に出て行った。
 ま、いいか。俺の女だらけの島での生活が始まった。

「そういや晩飯どうすんだ?」

 前途多難である。
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