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ドリトル先生と桜島
第四幕その四

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「桜島は見守っているよ」
「そうしているんだね」
「お二人が生きていた時みたいに」
「そうしてるんだね」
「そうだよ、そしてね」
 さらにお話する先生でした。
「他の人達もだよ」
「鹿児島のだね」
「幕末維新で活躍した」
「その人達もだね」
「靖国にいると共にね」
 魂はというのです。
「鹿児島にもだよ」
「そしてその人達を今も見守っている」
「そう思うとね」
「桜島なくしてだね」
「鹿児島県は考えられないね」
「全くだよ、桜島なくして鹿児島はないよ」
 先生は暖かい笑顔で言いました、そうしてです。
 この日はぐっすりと寝て朝早く起きてご飯を食べてまた地質調査をしました、少し歩くとそれだけで、です。
 暖かくなります、それで先生は笑顔で言いました。
「いや、本当に暖かいね」
「ううん、沖縄程じゃなくてもね」
 老馬はその時のことを思い出してお話しました。
「暖かいね」
「まさに南国だね」
 チーチーも言います。
「そのことは快適だね」
「お陰で調査も進む感じだわ」
 ポリネシアの声はにこにことしたものでした。
「本当にね」
「そうだよね」
 ジップはポリネシアの言葉に笑顔で頷きました。
「暖かいとそれだけ動きやすいからね」
「このことって私達も同じなのよね」
 ダブダブも言います。
「寒過ぎず暑過ぎないとね」
「それだけ動きやすいんだよね」
 ホワイティも言います。
「これがね」
「変温動物と恒温動物ってあるけれど」 
 トートーは学問的にお話しました。
「変温動物の僕達だってね」
「やっぱり適温の方がいいんだよね」
「動くにはね」
 チープサイドの家族もお話します。
「その方がいいのよね」
「そうだよね」
「寒くても暑くても動きたくないよ」 
 ガブガブの言葉は正直なものでした。
「僕としてはね」
「そうそう、暑過ぎるとね」
「動きたくないよ」
 オシツオサレツも二つの頭で言います。
「寒過ぎてもね」
「ずっと暖かい場所でじっとしていたくなるよ」
「そうした風だからね、僕達も」
 老馬も皆を代表して言います。
「だからこの気温はいいね」
「全くだよ」
 先生もその通りだと答えます。
「快適に調査を行えるよ」
「そうだね」
「それじゃあね」
「このままだね」
「やっていこう」
「そうしよう」
 こうお話してでした。
 皆で鹿児島の地質調査をしていってです。
 鹿児島県以外の場所も行きます、そして調査をしますが桜島から離れるにつれてどうなっているかといいますと。
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