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ドリトル先生と桜島
第四幕その一

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                第四幕  鹿児島のお料理
 夜はホテルの大浴場に入ってからでした。
 晩ご飯となりますがお酒は焼酎を出してもらって。
「いいね、鶏肉や豚肉のお料理に」
「それに薩摩揚げもあって」
「きびなごも揚げてね」
「伊勢海老のお刺身に頭を使ったお味噌汁」
「薩摩芋を使ったお料理もあるし」
「デザートはかるかんだね」
「うん、いきなりだね」
 先生は卓の上を覆い尽くすかの如く置かれたご馳走達を見つつ笑顔で言います。
「ご馳走だね」
「そうだね」
「それじゃあ今からね」
「皆で食べよう」
「そうしようね」
「是非ね、焼酎もあるしね」
 先生はお酒も見て言います。
「楽しく食べよう」
「そうだね、しかし伊勢海老があるなんて」
「鹿児島でも食べられるんだね」
「それもお造りで」
「このこと前にお話したけれど」
「鹿児島でも食べられるんだよ」
 伊勢海老はとです、先生もお話します。
「こうしてね、では食べよう」
「いただきます」
 皆も応えてでした。
 そのうえで食べはじめます、豚肉は豚バラをじっくりと煮られている柔らかいものでお醤油と生姜で味付けされていて生卵も一緒です。
 鶏肉はたたきにされています、きびなごはよく揚げられていてカリッとしていて薩摩揚げは程よい具合に切られていてです。
 どれもとても美味しいです、そして伊勢海老のお造りも。
「いいね」
「凄く美味しいわ」
「三重県で食べたのも美味しかったけれど」
「ここのも美味しいよ」
「凄くね」
「そうだね、薩摩芋もね」  
 揚げられたものや煮られたものがあります。
「いいね」
「うん、鹿児島県と言えばね」
「まさにこの薩摩芋だけれど」
「この薩摩芋もね」
「凄く美味しいね」
「そうだね、じゃあこれも食べて」
 先生は薩摩芋のお料理も食べてです。
 焼酎を飲んで、です。皆にあらためてお話しました。
「お酒もこうしてね」
「飲むね」
「鹿児島の焼酎だね」
「そちらも飲んで」
「そうして楽しむんだね」
「そうだよ、かるかんも食べるけれど」 
 それだけでなくというのです。
「お酒もね」
「飲もうね」
「そちらも楽しもう」
「お酒もかなりあるし」
「なくなったらね」
「また注文しようね」
「そうしていこうね」
 浴衣姿になっている先生はお酒も心から楽しみました、そうして飲んで食べ終わってからお部屋の窓からです。
 鹿児島の夜景を見てです、こんなことを言いました。
「月に照らされた桜島はね」
「凄いね」
「いい光景だよ」
「本当にね」
「この世のものとは思えないよ」
「うん、確かに桜島は毎日みたいに噴火していてね」
 そうしてというのです。
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