第7話 7月20日
[8]前話 前書き [2]次話
ここは何処だろう?
私は誰かを励ましている。
誰だろう? 男の子?
そうだ……私はその男の子に泣かれたり、悲しい顔をされるのが嫌だった。
だから小さいながらに頑張って励ましていた。
私を小さい頃助けてくれた男の子。
大好きで、仕事を教えてもらいながら手伝ったりもしていた私。
小学校や中学校に入っても大好きだった。
だから合うのが楽しみだった。
…けど何でだろう、そんな大好きだったはずの彼の名前も顔もどうしてだか思い出せない。
大好きだったハズなのに……
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
7月20日
「……んっ? あれ?」
私は起きてすぐに見慣れない天上が目に入った。
ここは何処だろう?
私は辺りを見渡してから、昨日の事を思い出す。
そうだ。私、昨日ナギちゃんのアパートのムラサキノヤカタに……
私は今の時間を知るため、携帯の時計で時間を確認した。
「って! 4時!?」
私はいつもの私なら絶対に起きない時間に驚いた。
昨日は早く寝ちゃったからな〜
私はそう思い、この時間に起きたのを大体理解した。
「ん、ふは〜……あ! おはようございます。瀬川さん」
すると隣の方から声がしたので私は反射的に挨拶をした。
「お、おはよう。ハヤ太くん」
そうだった〜!! この部屋、ハヤ太くんの部屋だったんだっけ!!
思い出して私が慌てていると
「そういえば瀬川さんの寝顔、とっても可愛かったですよ」
私が昨日気にしていたのを直ぐさま口にした。
「ハ、ハヤ太くん! その……それは恥ずかしいからその…////」
「へっ? あ、ああ! す、すいません! その……気が効かなくて…」
「にはは、別にいいよ……そ、それより、ハヤ太くんは何時に寝たの?」
私は恥ずかしくって話をそらした。
「僕の寝た時間ですか? 大体いつも2時位に寝ますから昨日も2時ですけど…」
「ご、ごめん! 起こしちゃった!?」
「いえ、大体いつもこのくらいに起きますから」
「えっ!? それっていつも2時間くらいしか寝てないってこと!?」
「ええ。そうですね」
「………」
…マリアさんが私にお手伝いを頼んだのがわかった気がする。
「それじゃでは、着替えて行きましょうか。僕はそこの物影で着替えますから」
「う、うん…わかったよ!」
そうして着替え終わった私は先に、昨日の入った方法と同じように部屋を出て行った。
[8]前話 前書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ