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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第三百五十ニ話 ギンコー その4
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れちまうんだぜ?それでもいいのか?」
「いいに決まってるでしょ!リョウジを殺したエーイチロウ君も、わたしを脅してチュー絶させたユイナも、もう銃で人を殺している、ケーサツに捕まれば、二人とも死刑確定?そうすれば、わたしは、リョウジとチューゼツしたリョウジとの子供の仇が討てる?」
パトカーが近づいているせいで、サイレンの音が、どんどん大きくなってくる。
俺とユイナ以外の、襲撃組のメンバー達は、裏切り者と化したヒミカを狙撃しようとするが、ヒミカと交戦中のユイナへの誤射を恐れて、状況を見守るしかできない。
しかし、1人の子供が、ヒミカに向かって、携帯電話を投げる。
ヒミカに向かって、携帯電話を投げた、男の子は、先ほどユイナが見せしめに、メシ炊きメス奴隷と揶揄して殺害した専業主婦の子供だった。
男の子が投げた携帯電話がヒミカの頭部に直撃。
ヒミカは額から血を流しながら、自分に携帯をぶつけた男の子のほうに視線を向ける。
ユイナに母親を殺された男の子が泣きながら、なぜかヒミカに向かって、恨み言を言う。
「どうして、ぼくのお母さんを殺したんだ?お母さんを返せ?」
ヒミカが鬼の形相で男の子に向かって、叫ぶ。
「おめぇの母親を殺したのは、私じゃねーよ?
そう、今回の作戦の襲撃組は、皆、顔に覆面をかぶり、黒い衣服を着ている。
男の子には、最初から、ヒミカとユイナの見分けがついていなかったのだ。
ヒミカの視線が、男の子に集中しているその隙に、ユイナの放った銃弾が、ヒミカの頭部に直撃。
ヒミカの死亡を確認した俺はすぐに、大声で仲間たちに、撤収することを伝える。
ギンコーの裏口から、外に出た俺たちの目の前に、逃走組の運転するワゴンが止まる。
俺たちを乗せた、ワゴンが猛スピードでギンコーから離れていく。
当然のごとく、パトカー2台が、ものすごいスピードで、ワゴンを追いかけてくる。
俺はワゴンの窓を開けて、パトカーに向かって銃弾を2回、発射する。
俺の放った銃弾は、2発とも、パトカー2台の、前輪タイヤに直撃。
タイヤの一部が破裂してしまったことにより、パトカー2台はその場で動きを止める。
パトカーの追跡が終了したことを確認したワゴンの運転手は、そのまま、ワゴンを付近の雑木林に突っ込ませる。
雑木林にワゴンを乗り捨てた俺たちは、ギンコーから奪った大金を持って、カラーレスのアジトである廃屋を目指して、散り散りになって移動を開始する。
コーバンの時と同じく、俺たちは作戦には成功したものの、また、大事な仲間を1人、失ってしまった。
しかし、このギンコーから奪った大金があれば、たくさんの自作爆弾が作れる。
その自作爆弾で、腐敗した新日本を浄化することに成功すれば、みんなの死は、きっと報われる。
俺とユイナは、無言のまま、アジトに向かって歩き続ける
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