暁 〜小説投稿サイト〜
超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第三百四十八話 コーバン その2
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
痛いよぉ...!」
ミニスカートをはいた姫先ユイナが、床に仰向けに倒れたケーサツ官の体をまたぎ、見下ろす。
右肩と右ひざの痛みにもだえ苦しむケーサツ官の視界には、ユイナのスカートからのぞく下着が見えている。
下着を見られていることを知らないユイナは、床で右肩と右ひざの激痛にもだえ苦しむ、ケーサツ官を見下ろしながら、宣言する。
「今、あなたが右肩に感じているその痛みは、私の痛みよ?」
「な、なにを言っているんだ?」
「あなた達、ケーサツが守っている秩序と法律は、BEI軍人に体を汚された私を守ってくれなかった!加害者がBEI軍の軍人だったから、ただ、それだけの理由でね?」
「だから、コーバンを襲撃したのか?」
「そうよ、あなた達から奪った拳銃で、これから、多くの血が流されるでしょう、でも、その血は決して無駄ではない、犠牲になった人々の血は、無色主義による日本浄化のための礎になるのだから...」
「く、狂ってる...!お、お前たちは狂っているぞ...?」
「この世界で、一番、狂っているのは、自分が狂っていることを自覚できていない人間達よ!そう、こんな腐った国の法律を守る為に、毎日、汗水流して働いている、あなた達ケーサツ官みたいなね?」
ユイナがケーサツ官の懐から、拳銃を奪う。
ユイナが床に仰向けに倒れているケーサツ官にのしかかる。
ユイナはケーサツ官の額に拳銃を突きつけて引き金を引く。
「補充用の銃弾を回収したら、すぐにコーバンを出るわよ!」
コーバンに勤務していた、ケーサツ官を2名殺害して、拳銃を奪った俺とユイナは、急いでコーバンを出る。
各地でカラーレスのメンバー達が一斉にコーバンを襲撃したせいか、パトカーと救急車のサイレンの音が都内で鳴り響いている。
耳障りなサイレンの音に怯えながら、俺とユイナは、何事もなかったかのように、街を歩く。
走っていると、逆に、怪しまれるからだ。
駅で解散した俺たちは、それぞれの自宅に帰宅する。
俺はテーブルに愚母が俺のために作り置きしてくれた、ハンバーグを右手でつかんで、ぐしゃぐしゃにすると、愚母のパンツの中に入れる。
「いやああああああああああああああああああああああッ?」
俺は加熱されたひき肉がこびりついた手で、リモコンを持ち、テレビの電源をつける。
テレビでは当然のごとく、同時多発的に行われたコーバン襲撃事件についての緊急特番が放送されていた。
俺は上着のポケットに右手を突っ込む。
俺はポケットに隠した銃を握りしめる。
俺はついに一線を越えてしまった。
無色主義による革命、日本浄化のために、人を一人殺したのだ。
この日、都内で同時多発的に行われた、コーバン攻撃作戦に失敗したカラーレスのメンバー6人のうち、2人が銃殺、残りの4人が逮捕されてしまった。

次回予告 ギ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ