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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第三百四十七話 コーバン その1
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注意を与えるだけでした?」
たしかに、姫先ユイナの見た目は美人である。
『カラーレス』には『無色主義』に賛同する振りをして、姫先ユイナ目当てに、組織に入る人間もかなりいるのだ。
それにしても、ひどい話だ。
姫先ユイナと同じ経験をした女性の話は、ニュースや新聞で何度か見たことがある。
BEI軍の軍人が、新日本国内で起こした犯罪は、この国の法律で裁くことはできない。
表向きに、新日本政府から、犯罪を犯したBEI国の軍人に対して厳重注意の紙一枚を送るだけだ。
この、まさに無法地帯と化した新日本はやはり、浄化しなければならない、どんな手を使っても。
難病を患っているせいか、姫先ユイナが急に街路の中央でしゃがんでしまう。
「だ、大丈夫か?姫先?」
「こ、このくらい、なんともありません、あの時、BEI国の軍人にされたことに比べれば...」
「あんま無理すんな、あそこの喫茶店で、すこし休もう」
俺は姫先ユイナと共に、喫茶店に入る。
俺はコーヒーを、姫先ユイナはコーラを頼んだ。
「具合が悪いのに炭酸飲料なんて、お腹がびっくりしちゃうぜ?」
「ご心配なく、先程も言った通り、あなたに心配される程のことではないので、ゴホッ、ゴホッ...!」
姫先のやつ、俺の前で強がるためだけに、わざとコーラを頼んだのか。
「エーイチロウ君はどうして、『カラーレス』に入ったんですか?」
「東強大学にまともに通ってた頃にな、俺にはカノジョがいたんだよ、そのカノジョもお前みたいに難病でな、その難病は国外で手術できても、新日本の法律のせいで、国内で手術ができない病気だった、それで結局、死んでしまった...」
「なるほど、BEI軍の管理下にある、今の新日本では、武器の密輸を危険視して、一時的な海外渡航もできませんからね、エーイチロウ君は、BEI軍と新日本の腐敗した法律に大切な人を奪われた...」
「ああ、だから、この国の法律とBEI軍に殺されたカノジョみたいな被害者を、もうこれ以上増やしたくないんだ、『無色主義』でこの新日本を浄化しないと、またあの惨劇が繰り返される...」
「なら、コーバンへの攻撃作戦を必ず成功させましょう、作戦が成功すれば、私たちは銃という強力な武器を手に入れことができる!」
「でも、俺は今になって死ぬのが怖いんだ!みんなが東強大学に立てこもって、ケーサツ官たちと戦っていた時も、俺はずっと1人でトイレの中に引きこもっていた...」
「自分を変えられない人に、国も未来を変えられません、難病で死に、今、天国にいる、あなたの彼女は、自分のような犠牲者をこれ以上出さないために命を懸けて戦うエーイチロウ君と、偽りの平和を享受して怠惰な生活を送るエーイチロウ君、どっちを賞賛すると思いますか?」
「そ、それは...」
「仮にエーイチロウ君が死んで、天
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