そのL
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江戸川コナン
「ところでお前、黒鉄の魚影の敵になりそうな映画がどうとか言ってるのに、劇場版セーラームーンの話はいっさいしないな?」
我妻善逸
「ムーンの話は勘弁して欲しいんだ……」
江戸川コナン
「ムーンじゃなくてセーラームーンだ。と言うか、何故ムーンの話を避けてる?」
我妻善逸
「ごめん……鬼って基本夜行性だから、必然的に月の下での死闘になっちゃうんだ。それに、鬼滅の刃の登場キャラクターが月の話をすると、どうしても黒死牟の話になっちゃうんだ……」
江戸川コナン
「こくしぼう?」
我妻善逸
「なんて言うかね……彼も鬼滅の刃の登場キャラクターで月の呼吸の使い手……なんだけどねぇ……」
江戸川コナン
「何だ?そいつに関するいい思い出が無さそうだな?」
黒死牟
「ん?」
我妻善逸
「一言で言えば……裏切り者なんだよアイツ。弟の継国縁壱に倣って鬼殺隊に入隊したまでは良かったんだけど、結局最後まで弟には勝てず、しかも痣者だから25歳位で死ぬって事になって、その結果が柱から上弦の壱に降格した、炭治郎や脹相が言っていた『長男力』はどこ行ってしまったんだ!って言いたくなる奴なんだ」
井ノ上たきな
「正直言って、言ってる意味が解りません」
我妻善逸
「確かに、我ながら説明が端折ったと思うよ。なら、自分が登場する作品に例えてみてよ。例えば、リコリスが楠木を裏切って真島の最側近になるとか」
井ノ上たきな
「何ですって!?」
我妻善逸
「警察官が警察官を辞めて黒の組織の最高幹部に転職するとか」
江戸川コナン
「おい!」
我妻善逸
「そんな感じなのを想像してみたら、俺がさっき言った説明の意味が解ってくれると思う?」
黒死牟
(嫌な予感!)
江戸川コナン
「何だこいつ!?とんでもない裏切り者じゃねぇか!」
黒死牟
「ちょっ待っ」
井ノ上たきな
「このような救いようが無い悪党がいると思うと、『いのちだいじに』って方針を破りたくなりますね?」
黒死牟
「ちょ!痛い!心が」
我妻善逸(汚い高音)
「お前が余計な前例を作るから、あのクズがじいちゃんを切腹に追い込んじゃったじゃないかぁー!」
黒死牟
「いい加減にしろよぉおお!俺だって縁壱みたいに強くなりたいんだよおおぉおお!なのに縁壱がどんどん遠い人になっちゃって!お前らも神の寵愛を受けた奴の実兄をやってみろよおおぉおお!北斗の拳のジャギの気持ちが解―――」
江戸川コナン
「ぷっ」
黒死牟(汚い高音)
「笑うなぁーーーーー!貴様ら全員月に代わってお仕置きだああぁああ!月の呼吸!伍ノ型―――」
?
「お労しや……」
黒死牟
「ん?」
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