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『外伝:赤』崩壊した世界で大剣豪とイチャコラしながら旅をする
殲滅-むくい-
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親友だと思ってた奴から取られちゃってさ。なんつうの?NTR系的な?んで俺たち友達だからこいつの為に協力してサーヴァント奪い返しに来たわけ。分かる?」
「……。」
武蔵と顔を合わせる。
首を横に振る武蔵。俺も同意見だ。
こいつらの話は信じ難い。
クリスのような善性に満ち、自分よりも他人を優先する自己犠牲が服を着て歩いているような彼がサーヴァントを奪うことなど先ず考えられない。
「証拠はあるのか?」
一応聞いてみるが、どうやら詭弁ではないようだ。
長髪の男がそいつの手首を持って俺達に手の甲を見せつける。
そこには令呪…正確には令呪が掠れた跡が残っていた。
「おっさん、これで信じれる?俺達友情で動いてんの。その他大勢のちんこでしか考えらんねぇ猿とはちげーの。」
「……。」
「何?無視的な?」
これは、エゴになるかもしれない。
一方の視点からしか見ることしかしない、独善的なものかもしれない。
「武蔵…。」
「どうするの?って聞くまでも無さそうだけど。」
下ろしていた刃を握り直す。
切っ先を向け、俺は言い放った。
「斬るぞ。斬ってみれば、どちらが正しいか分かるからな。」
「オッケー!!」
跳ぶ。
次の瞬間、俺達のいた場所に銃弾が当たった。
「なんだこいつ…早!?」
「血の気の多い奴らやで。まぁその方が動画的にオイシイしな。オッケー!出番やでミッツ!!」
斬り掛かる俺達。
しかし仲間のうちの一人、カメラマンがミッツと呼ばれたオレンジ髪の男の首筋に何かを突き立てる。
「あ、が…あ、ああ…!!」
「俺達友達やろ?守ってくれや。お前だけが頼りなんや。ごっつええとこ、見せたれ。」
説得するカメラマン。
するとオレンジ髪はブルブルと震えたかと思うといきなり
「……キタキタキタキタキタキタァァァァァァア!!!!!」
満面の笑みを浮かべ、ぐりんと顔を上げた。
次の瞬間、ありえないことが起こる。
斬り掛かる俺と武蔵、だが…
「…!?」
オレンジ髪の男…ミッツは前に躍り出たかと思えば、
右手で俺の刀を、左腕で武蔵の二刀を防いだのだ。
金属のような音を響かせ、まともに受けたその腕には傷一つついておらず、血も1滴すら滴っていない。
まさかこいつも…
「守る…守る守る守る守る守る守る守る守る守る守るぅ!!!!俺達友達!!友情!!友情!!!友情ォォォォー!!!!イイイイイイイイイイイヤッフウウウウウウウ!!!!!!!!」
「…!!」
うるさいやつめ。
迷うことなく反対の手で散弾銃を抜き、やつの顔面にゼロ距離で発砲。
流石に仰け反り、俺と武蔵はバックステップで距離をとる。
「ハァァァァァーーーーー……へへっ、へへへ…
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