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『外伝:赤』崩壊した世界で大剣豪とイチャコラしながら旅をする
殲滅-むくい-
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語するあのマスター。置鮎がここにいる。
しかし、ここに来ているのは置鮎部隊だけではなかった。
「…ッ!!」
ダダ漏れの殺気を感じ取り、振り向きざまに刀を振るう。
チュインという音と共に火花が散った。
「うわ惜っしー。」
「さすがに一筋縄ではいかないでしょ。撃てたら今まで死んだヤツらの苦労はなんなんだよって話的な?」
少し遠くの距離から銃を構える長髪の男。
周りには三人ほどの計四人組。
なるほど、不意打ちを狙って撃ってきたらしい。
銃をかまえているのは1人のみで、隣にいる隊員は何故かカメラを手に持っていた。
着崩されているものの、彼らのそれは紛うことなき財団の実働部隊のものだ。
「ねぇおっさん、竜胆大和ってやつ?」
「そうだが?」
4人組のうちの1人、黒いマスクをつけた男が軽々しくそう話しかける。
武蔵が「おじさん…大和くんが…?」と呟いてるが気にすることじゃない。
「お前達もサーヴァントのハーレムを夢見て俺を殺しに来たのか?」
「いや他の奴らと同じ扱いとかキモすぎだろおっさん。」
礼儀知らずな返事が返ってくる。
どうやら彼らは俺たち目当てでは無いらしいが
「勝手に殺すと山本部隊にキレられんだよね。俺達はただバズりてぇ動画撮りたい的な?」
「…?」
そういってカメラを持った1番背の小さい男が俺に視線を合わせる。
「おっさん、何か言うてーな。財団皆殺しやヒャッハー!とかさ。」
「……。」
「無視はアカンわ。自分それかっこいいと思うとるんちゃいます?」
この4人組、長髪の男以外は若く見える。
一般常識を学べて来れなかったであろう彼らに流石にイラッとする。
そうして奴らとの距離を一気に縮めるため跳ぼうとし、足に力を込めたその時。
「だーかーら、俺達アンタには興味ねぇんだって。さっき発砲は挨拶がわり的なヤツ。」
と、長髪の男が銃を下ろして呆れながらそう答える。
「ただひとつ聞きたくてさ。ここにガウェイン?バーゲスト?なんかそんな名前のサーヴァント連れたやついるだろ?」
「……。」
何故、そんなことを聞く?
「聞いてどうする?」
「お?その言い方知ってる系だね?…まぁなんつうか?奪い返しに来た′nな?。」
「奪い返す…?」
奪うのではなく、奪い返すとは何か?
そうしていると後ろにいた1人が長髪の隣に立つ。
派手なオレンジ色の髪に耳にはえげつない程のピアスをした男。
しかし彼は頭をだらりと垂らし何も話さない。
いや、話している。
口をほんの僅かばかり開け、何かを延々と呟いている
すると庇うようにして長髪の男はそいつと肩を組みながら言った。
「こいつさぁ、マスターだったんだよ。ガウェインの。ところがどっこい
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