292 皇帝(ハン)の息子達
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矢で毒を浴びせ、三人をいちころで終わらせる。それが山口の考えていた事だった。放たれた矢から毒の煙が出て、フビライの息子達を襲う。
「やったか・・・!?」
これで終りかと皆が思っていた。しかし、三人とも消えていなかった。
「な・・・!?これはどういう事だ!?」
「・・・そうか、チンキムの能力だな!」
ジャンヌは推測した。
「え、でもさっきエレーヌさんの能力で使えなくなったんじゃ・・・!?」
「そうだと思ったのだが、彼の天界に対応する術は瀕死になりそうな時にはいかなる状況でも発動できるのであろう」
「なんでやんすか、その反則級の術は!?」
「どうしても倒せねえってんじゃ面倒臭いぜ!」
「私の秤で何とかできれば・・・!」
ジャンヌは秤を出した。今現在秤は水平だった。つまり現状では互角であるという事だ。
(このハンの子らの能力を以下にして打ち破れるか・・・!?)
そしてジャンヌは剣を持った。
「試しに斬ってみる!兵達よ、私に続け!」
ジャンヌは兵と共にチンキム達を襲撃した。しかし、それでも三人に近づく事はできなかった。
「エレーヌ、支援を!」
「あい!」
だが、直ぐに三人の敵は起きた。
「もう起きやがったか!」
川村がバズーカを発砲した。だが、マンガラに防御された。
「お前らを先ずは静粛してやろう」
マンガラがジャンヌやエレーヌに狙い定めた。
「させるか!」
「地獄を味わせてやる!」
ノムガンは地界の攻撃を仕掛けた。ジャンヌの能力を無効化させ、速攻で殺すつもりだった。
「や、やめて・・・!!」
すみ子は思わず銃を放った。フビライの息子達に結界を張った。
「我々に結界を張るとは血迷ったのか?それとも寝返ったのか?」
ノムガンはそう思った。しかし、攻撃がジャンヌに当たらない。自分に帰って来た。
「な・・・!!」
ノムガンが苦しみだした。
「ノムガン!」
「待ってろ、俺が助けてやる!」
チンキムが天界の能力でノムガンを楽にさせようとした。
「おお、すみ子、すげえぜ!」
山口が賞賛した。
「俺達も怠けてられねえぜ!」
「はいでやんす!」
山口が矢を放って爆発を起こした。ヤス太郎もパチンコで火薬玉を飛ばした。チンキムとマンガラに当たった。だが、チンキムは天界の能力で無効化させていた。
「神を操る能力は本当に手強いですね・・・」
エレーヌは改めてそう実感した。
「大天使ミシェルよ!」
ジャンヌが秤と剣を出してミシェルの能力を借りようとした。
「何が『だいてんしみしぇる』だ。その前に我々が貴様をコテンパンにさせて・・・」
チンキムが対抗しようとした。だが、ジャンヌが持つ持つ剣から炎が現れた
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