292 皇帝(ハン)の息子達
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とある場所で赤軍達は移動後の疲れを休めていた。
「総長、随分と劣勢になってますけど逆転のチャンスなんてあるんですか?」
丸岡が房子に聞いた。
「ここでおびき寄せれば杖も護符も私達の物になれるのよ。そうすればレーニン様も喜ぶはず」
「しかし、剣をどう取りますか?平和主義の世界にありますし、俺が足立と吉村を取り返した時のように同じ手は使えないはずですが」
「それはその後考えるしかないわ」
かよ子はまる子と友蔵が食べた後すぐに眠くなって寝てしまっていたのを見て相変わらず呑気だと思った。同じおっちょこちょいでも自分はいつ襲われるかわからないと見てなかなか寝付けない。
「そういえば・・・」
「どうした?」
次郎長が聞いた。
「藤木君達は北の方へ行ったって事はあそこにはもっと手強い人がいるのかな?」
「おそらくそうであろう。赤軍の連中もその方に集約しておるだろうしな」
「うん・・・」
かよ子は懸念した。敵が集まっているという事は自分も杖が狙われやすくなると。
(杖が取られないように何としても藤木君を取り返さないと・・・!!)
すみ子達はフビライの三人の息子・チンキム、マンガラ、ノムガンに翻弄されていた。
「ど、どこなの・・・!?」
その時、何かの衝撃波がすみ子達を襲う。
「させるか!」
ジャンヌが聖マルグリットの能力を借りて防御した。
「濃藤すみ子、お前の銃で全てを守るのだ!」
「うん・・・!!」
すみ子は銃を周囲に幾度も乱射した。
「このマンガラの衝撃波を舐めてもらっちゃ困る!」
マンガラの衝撃波がすみ子が何重も出した結界を破ろうとした。だが、衝撃波で破られてもすみ子は銃の使用をやめなかった。
「ノムガン、お前の番だ!」
「おう!」
すみ子が出した結界が消えた。すみ子はもう一度銃で結界を出そうした。しかし、出てこない。
「・・・え?」
「このノムガンは地界に対応する戦い方をする。お前らの道具の使用で苦しみの罰を与えるのだ!」
「そんな・・・!!」
「纏めて攻撃だ!」
チンキム、マンガラ、ノムガンが纏めて攻撃してきた。
「聖マルグリットよ!」
ジャンヌが聖マルグリットの能力を借りて皆を防御した。
「聖カトリーヌ!鳩を利用して奴等の場所を定めよ!」
多くの鳩が出現した。鳩が飛び回り、やがて三方へと向かって行った。
「この鳩がどうしたという!?」
マンガラは鳩を倒そうとした。
「あの方向だ!」
「おうでやんす!」
ヤス太郎がパチンコを鳩が向かう三方に飛ばした。その時、三人の姿が現れ、眠ってしまった。
「よし、サンキュー、ヤス太郎!」
「へへへでやんす!」
山口が矢を放った。
「これでとどめにしてやる!!」
山口が放った
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