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チートゲーマーへの反抗〜虹と明星〜
16話 Turning point 【分かれる道】
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そのステージの陰で……


【Say the password.】
「Monarch……0」
【あぁ君か…どうした?】


黒ずくめのラバースーツを身に纏う女性……いや、かなり若いか。ガラケーで流暢な日本語を話す外国人の男と会話する。

「No.99を発見しました。」
【何だと…?】
「捕獲しますか?」
【いや……それは



「危険すぎるなぁ。」
「!!」


陰に潜んでいた彼女らを見つけ出した男は???伊口ファウンデーション会長 伊口イフトその人だ。

女はものすごいスピードで彼に銃口を向ける……しかし彼はびくともしない。

「やめておけ。君では私には勝てない…それどころか、ヘマをして正体がバレたら色々とマズイことになりそうだ。」
「……何が言いたい?」
「警告だ??そのNo.99に手を出すのはやめた方がいい。これは脅しじゃない……君たちの身を案じて言っているのさ。」
「何だと?」
「彼女の後ろには…君たちが最も恐れる『死』を確実にもたらすとんでもない男が付いている???そうとだけ言っておこうか。」


イフトは彼女に背を向けたながら続ける。


「今回は侑くんへの仕打ちをコレでお相子としておくが……余計な野望は抱かぬことだ???自らを滅ぼしたくなければな。」
「……」
「あと、君の正体は言わないよ『プロト0』……ま、言っても信じないだろうな。なんせ君は???『君』ではないのだからな。」
「………」


そう言ってイフトは去っていった。


「いかがします?」
【致し方ない……今は待つしかあるまい。しかし奴は必ず捕える???何せ、『偶然の完成品』なのだからな。】
「では……しばらく潜入続行ということで。」
【あぁ。ところで、『モロック様』への生贄は調達したな?】
「はい。抜かりなく……?」
















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