第百二話 終わりゆく夏その八
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「あのオーナー人殺さないし嘘も吐かないから」
「ちゃんとモラルはあるのね」
「あれで政治的なバランスもあるみたいだしね」
この辺りはしっかりしている様である。
「だからね」
「あのオーナーはましね」
「ええ、あのオーナー好きでも変態だけれど」
それでもと言うのだった。
「あの国はね」
「遥かによね」
「おかしいからね」
「もう悪の限りだしね」
「やってることはね」
「そんな国好きとか」
それこそとだ、咲も言った。
「おかしいなんてものじゃね」
「ないでしょ」
「ええ」
「しかもそんな人がマスコミ関係者とか大学の先生とかで」
「テレビで言ってるのね」
「立派な着物着てよ」
そうしてというのだ。
「格差社会言うのよ」
「自分はどう見ても上流階級で」
「セレブとか上級国民とか言われるね」
そうしたというのだ。
「もうここにいてもよ」
「おかしくない人達ね」
「それでマスコミとか大学の先生に北朝鮮好きな人多いけれど」
それでもというのだ。
「そうした人達こそお金をね」
「持ってるのね」
「そう、それで格差社会言うのよ」
「ジョークみたいね」
「ここまで言えばわかるでしょ」
「格差社会という言葉は信じるな、ね」
「中流崩壊とか言ってた漫画家さんも」
傲慢を自称するこの人物もというのだ。
「これまたあからさまにね」
「ああ、あの人ネットでね」
「散々言われてるでしょ」
「それで昔の読者さん凄い離れたのよね」
「呆れられてね」
主張が極端に変わり続けしかもその主張が出鱈目過ぎてだ。
「それでね」
「今はね」
「ネタにもされてないでしょ」
「笑えないからね」
「ギャグ漫画の人でもね」
それも長年に渡って描き続けている、まさに生粋のギャグ漫画家である。
「それでもね」
「今のあの人の主張は」
「全く笑えないわね」
「あの人も最初はね」
「共産主義嫌いだったのが」
「何処をどう間違えたのか」
どうも反米からアメリカの資本主義を批判する様になってそこからであるらしい。そして親米派への強烈な反発もあった様だ。
「ああなってね」
「出鱈目言う様になったのね」
「そうみたいよ」
「ああはなりたくないわね」
「私もね」
二人で話した、そしてだった。
咲はある立派な家を見てだ、愛に言った。
「こうしたお家見てもいいお家だなでね」
「終わりよね」
「そうよね」
「そう、お金持ちの人を見ても」
「それで終わりよね」
「そこで格差社会とか言って」
愛もそれはと語った。
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