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仮面ライダーAP
暗闘編 ヘレン・アーヴィングという女 前編
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 北欧某国の東部に位置するギルエード山地。首都の近くであるその山に隠されていたノバシェードの怪人研究所が、真凛(マリン)・S・スチュワートによって爆破されてから、すでに数時間が経過していた。
 夜明けを迎えた森林地帯には現地警察や消防隊が駆け付け、辺り一帯は完全に封鎖されている。朝陽に照らされた現場に立つ警察官や消防官達は、緊張を隠し切れない様子で周囲の調査を進めていた。

 幸い、山地のアジト入り口から噴き出していた炎による火災は、僅か1時間程度で消し止めることが出来た。だが、アジトの入り口は落石で塞がってしまったため、何も知らずに来た警察官達はまだ事態の真相に辿り着けずにいる。
 山地を揺るがし、人々を混乱に陥れた謎の大爆発。その真相が判明していない内は、緊張を途切れさせるわけには行かないのだ。現場の最前線に立つ名も無きプロフェッショナル達は皆、固唾を飲んで辺りを見渡している。

 そんな現場の状況に変化が現れたのは――漆黒のスーツに袖を通した、1人の特務捜査官が合流して来た時だった。真紅のレーサーバイク「マシンGチェイサー」に跨り、この現場に颯爽と駆け付けて来た絶世の美女。それが「噂の美人捜査官」であると知った男達は、早速彼女の美貌に釘付けになっていた。

 ショートに切り揃えられた豪奢な金髪。凛とした眼差しに色白の柔肌。気高さに満ちた蒼い瞳と怜悧な美貌は、超一流の女性捜査官としての気品に満ち溢れている。一方で、その肉体は豊穣という言葉では足りないほどにグラマラスであった。雪のように白い柔肌から滲み出る甘いフェロモンは多くの警察官達の鼻腔を狂わせており、ぷっくりとした艶やかな唇も彼らの劣情を強烈に煽っている。

 内側から黒スーツを押し上げ、今にもはち切れそうになっている超弩級の爆乳と爆尻。その特大の果実は引き締まった腰に反してあまりに豊満であり、警察官達はその極上のボディラインに思わず生唾を飲み込んでいた。
 僅かに身動ぎするだけでぶるんっと揺れ動き、106cmのJカップという圧倒的なサイズをその弾みで主張する、張りのある大きな乳房。妊娠・出産に適したラインがくっきりと浮き出ており、丈夫な子を産める肉体であることを周囲に見せ付けている、むっちりと膨らんだ安産型の桃尻。雄の欲望を叶えるために生まれて来たようなその肉体は、捜査関係者達の注目を余計に集めていた。

「……現場から発見された、このネジ。これは生身の箇所と機械の箇所を結合する際に使われる、改造人間の部品の一つだわ」

 現場の警察官や消防官達の視線を惹き付けていた彼女の名は――ヘレン・アーヴィング。ノバシェード対策室の新人特務捜査官であり、後に「エンデバーランドの英雄」と呼ばれることになる若き女傑であった。彼女の美貌と色香に男達はたまらず鼻の下を伸ばし、その豊満
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