暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第112話 突入、デザートラビリンス!連れ去られた小猫とアーシア!
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当然だがな」


 ゼブラさんにお礼を言った先輩がアーシアさんに駆け寄りました。


「アーシア、大丈夫か?そいつらは捕獲レベル5の『ワルサギ』、砂漠で死んだフリをして油断して近づいてきた人間から食料を奪う狡猾な奴らだ」
「そうだったんですか、迷惑をかけてごめんなさい……」
「気にすんな、アーシアの優しさを踏みにじったアイツらが悪い」


 アーシアさんが落ち込んだ顔をしますが先輩はフォローします。アーシアさんは底抜けが無いほど優しいからいいんですよ、そうじゃなかったらもうアーシアさんじゃないですからね。だから気にしないでほしいです。


 その時でした、イッセー先輩とアーシアさんのいた砂地が盛り上がって二人を飲み込もうとしました。先輩はアーシアさんを抱きかかえるとその場から離れます、すると巨大な口が現れて二人を食べようとしますが先輩はそれを回避します。


「わわっ!砂から何か出てきましたよ!?」
「コイツは捕獲レベル11の『サンドラ大トカゲ』!砂の中に隠れて獲物を襲う獰猛なトカゲだし!」


 ギャーくんは突然現れたトカゲに驚きリンさんがその生物の情報を教えてくれました。


「この野郎、俺の仕留めた獲物を横取りしやがって……チョーシにのってやがるな」
「ラッキー!サンドラ大トカゲはステーキが美味いって聞くぜ!」


 ワルサギの死体を食べられたゼブラさんは怒りの表情を浮かべてイッセー先輩は涎を垂らして笑みを浮かべました。対照的ですね。


「おいイッセー、コイツは俺が殺す。引っ込んでろ」
「えー、俺だって食われかけたんだぜ?仕返ししたっていいだろうが」
「にゃはは、面白そうだね。私も混ぜてー♪」


 ゼブラさんは引っ込めと言いますが先輩のゼブラさんにしか起きない『負けず嫌い』が発動して張り合います。そこに姉さまも加わりました。


「ふん、どうせ俺が殺すんだ。とろくせぇ奴らは後ろで見てろ」
「おもしれぇ!マグマトータスの件では決着がつかなかったからな、ここで白黒はっきりさせてやる!」
「誰が一番に狩るのか競争だね♪」


 ゼブラさんは口を開きイッセー先輩は拳を握り姉さまは手のひらにエネルギーの球体を生み出しました。


「シャアアッ!」


 サンドラ大トカゲは大きな声を上げて3人に向かっていきました。しかし私には見えます、あのサンドラ大トカゲを取り囲む赤い鬼、大きな耳をした黒い巨人、そして4本の腕に包丁を持った女性のシルエットが……


「ボイスショット!」
「3連釘パンチ!」
「螺旋丸!」


 そして三人の必殺技を喰らったサンドラ大トカゲは一瞬にして絶命してしまいました。


「あんまりよ!サンドラ大トカゲが可哀想だわ……
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