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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第112話 突入、デザートラビリンス!連れ去られた小猫とアーシア!
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ようにさっさとラクダに戻れ」
「えっ飛ばされるって……」
「皆、砂嵐が来るぞ!ラクダにしっかり捕まっていろ!」
ゼブラさんの言葉に私が聞き返そうとするとイッセー先輩が砂嵐が来ると叫びました。すると凄まじい勢いの砂嵐が巻き起こって私達を襲ってきました。
「ぐうぅ!凄まじい風だ!」
「目に砂が入っちゃったわ!」
「わぁぁぁぁっ!」
アザゼル先生は引き飛ばされないように踏ん張っておりティナさんは目に砂が入ったのか目を抑えていました。ギャーくんはティナさんが吹き飛ばされないようにスタンドで押さえています。
「魔剣よ、壁となれ!」
すると祐斗先輩が大量の魔剣でかまくらのような物体を作りました。
「イッセー君!みんな!この中に入るんだ!」
「でかした祐斗!」
私達はその中に入って砂嵐をやり過ごしました。暫くすると砂嵐が去っていき穏やかな空気に戻りました。
「……ふう、どうやら過ぎ去ったみたいだな。ナイスだ、祐斗」
「あはは、流石に疲れちゃったけどね……」
大量の魔剣を出したからか祐斗先輩が疲れた様子を見せます。
「あ、イッセーさん!あそこを見てください!鳥さん達が倒れています!」
アーシアさんの視線の先には複数の鳥が地面に横たわっている光景でした。
「先程の砂嵐に巻き込まれたのか?大量だな!」
「やった!今夜は鳥料理よ!」
「もう!ゼノヴィアさん!イリナさん!食べたら可哀想です!食料は十分にあるんだから助けてあげないと……」
喜ぶゼノヴィアさんとイリナさんにアーシアさんはぷんすかと怒りました、そして倒れている鳥たちに駆け寄っていきます。
(しかしあの鳥何処かで見たような……)
「グルル……」
「あっそうか!あいつらは……!」
するとテリーが鳥たちに警戒の唸りを上げます、それを見た先輩はその鳥たちの正体に気が付いて叫びました!
「アーシア近づくな!そいつらは……!」
だが少し遅かったらしくその鳥たちはアーシアさんが背負っていたリュックを器用に奪うと走って逃げていきました。
「なっ!早いわ!?」
「こんな悪路でなんて奴らだし!」
砂の上なのに信じられない速さで逃げようとする鳥たちにリアス部長とリンさんが驚きの声を上げます。
このままでは逃げられる、そう思ったその時でした。
「サンダーノイズ!!」
「クエエッ!?」
上から降り注いだ声の落雷が鳥たちに直撃しました、あれは致命傷ですね……
「ゼブラ兄済まねぇ、助かった!」
「どんくせぇガキ共だな。まあ情けを踏みにじって盗みを働くチョーシにのった奴は死んで
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