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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第112話 突入、デザートラビリンス!連れ去られた小猫とアーシア!
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言います、確かにあの音は人間も悪魔も関係なく嫌ですね。
「すべての生物には嫌いな音、つまり周波数があるんだ。ゼブラ兄はその生物の嫌いな音を的確に把握して超音波を叩き込むことが出来るんだ」
「凄いですね……」
「因みにゼブラ兄の声による技は音の振動によって破壊するダメージもあるがそれ以上にそういった不快な周波数によるストレスでショックを与えるダメージの方が大きいんだ。俺もサンダーノイズをフォークシールドで防いだがアレは振動をガードしただけでショックはまともに受けちまったからな、危うくショック死するところだったぜ……」
先輩はげんなりとした表情でそう言いました。ゼブラさんの攻撃は音の振動による破壊と不快な音によるストレスでのショックが合わさっているんですね、絶対に受けたくないですね。
(しかしゼブラ兄がすんなりと俺の指示に従ってくれるなんてな。機嫌がいいとは思っていたが俺が知る中で過去最大級の上機嫌だ、余程嬉しい事があったんだな……)
「イッセー、どうかしたにゃん?」
「いや、なんでもないよ」
先輩が何かを考えているようでしたがどうしたのでしょうか?
その後私達は広大な砂漠をゆっくりと先に進んでいきます。しかし日差しが強いですね、用意していた水もドンドン消費してしまいますし貯水ラクダがいるとはいえこのペースで持つのでしょうか?
「あら……ねえイッセー!あれを見て!水があるわ!」
リアス部長が指を刺した方角に巨大な蛇口のようなサボテンがあって大量の水を垂らしていました。
「あの水を補充すればまだまだ持つわよ!」
「よしイリナ、早速汲みに行くぞ!」
「ええ、いっぱい貰っちゃいましょう!」
リアス部長やゼノヴィアさん達が一斉に水を求めてサボテンに近寄っていきます。
「皆、そいつの周りをよく見てみな」
「えっ……ひッ!」
イッセー先輩は皆にサボテンの周りを見ろといったので注視してみます、すると部長が悲鳴を上げました。
なぜならそのサボテンの周りには動物や人間の白骨化した死体が砂の中から見えたのです。恐らく砂に埋もれて見えないだけで大量の骨が埋まっているのでしょう。
「そいつは『蛇口サボテン』といって毒入りの水を垂らしてこの猛暑で水を求めてきた猛獣を毒殺してその死体から養分を得ているサボテンだ」
「じゃあこの水を飲んだら……!」
「悪魔や堕天使でも即あの世行きでしたね」
イッセー先輩は蛇口サボテンの声帯について話してくれて毒入りの水と聞いてリアス部長が顔を青ざめました。この猛暑では毒と分かっていても飲んでしまいそうなのでみんな急いでサボテンから離れました。
「騒々しいガキ共だな、飛ばされねえ
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