暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第112話 突入、デザートラビリンス!連れ去られた小猫とアーシア!
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イッセー先輩と祐斗先輩はリアス部長の喜びようを見て苦笑していました。町の人もオブを見て怖がっていますし価値観なんて人それぞれですよね。
でもこれでようやくデザートラビリンスに向かえそうですね。
「あのゼブラ様……」
「あん?なんだ」
「本当にデザートラビリンスに向かわれるのですか?あそこは危険な場所です、どうかお考え直しください……」
「うるせぇ、俺が行くって言ってんだ。指図すんじゃねえ」
レンタルラクダのお婆さんがゼブラさんにデザートラビリンスに行かない方が良いと言いました。ゼブラさんはガン無視してますが……
「あの、そんなに危険な場所なんですか?デザートラビリンスやグルメピラミッドって……」
「はい、そうです。グルメピラミッドは世界の『グルメ七不思議』の一つと言われる場所で未だに世界中の考古学者たちが何一つ解明できていない謎だらけの場所です。そしてそのグルメピラミッドを取り囲む広大な赤い砂漠の迷宮が『デザートラビリンス』なのです!今まで数々の美食屋達がそこに向かいましたが誰一人として生きて帰ってきた者はいませんでした、その為別名『美食屋の墓場』とも言われています……」
私はお婆さんにグルメピラミッドやデザートラビリンスの情報を聞きましたが顔を青ざめて話すお婆さんにそこが余程過酷な場所なのだと唾を飲みました。
「かっかっか!」
「ゼブラ様……?」
「美食屋の墓場か、随分とチョーシにのった場所だな。俺が何度も往復してやろうか?」
ゼブラさんはどう猛な笑みを浮かべてそう答えました。それを見たお婆さんは決意したような表情を浮かべました。
「分かりました、ならラクダは返していただかなくても結構です。どうかご無事で……」
お婆さんはそう言って私達を見送ってくれました。
―――――――――
――――――
―――
私達は現在デザートラビリンスを目指してラクダに乗って砂漠を渡っています。
「にゃはは、イッセーの背中にくっ付いちゃうにゃーん♪」
「お、おい黒歌!」
姉さまはイッセー先輩と一緒のラクダに乗っています、じゃんけんに勝った報酬ですね。
でも姉さま、強い日差しで分かりにくいですが顔が真っ赤なのでかなり照れていますね。普段先輩に中々会えないから体を張ってアピールしてるのでしょうね。
我が姉ながら初々しいです。
「くっ、あの時パーを出していれば……」
「黒歌さんが羨ましいわ……」
ゼノヴィアさんとイリナさんが悔しそうにそう呟きました。
私たちはそれぞれ二組になってラクダに乗っています。イッセー先輩と姉さま、私とアーシアさん、祐斗先輩にリン
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