暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第112話 突入、デザートラビリンス!連れ去られた小猫とアーシア!
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んざ無えよ」
「じゃあ論外ですね、ゼブラさんとはコンビは組めません。イッセー先輩のフルコースは世界一のモノになるって思っていますから」
「……なら俺がイッセーなんぞ足元にも及ばない凄いフルコースを作ったら俺とコンビを組むんだな?」
「へっ……?」


 私はどや顔でそう言うとゼブラさんはニヤッと笑ってそう言いました。


「お前はイッセーのフルコースに惚れ込んでいるからコンビを組んでいるって事だろう?なら俺がお前が認めるフルコースを見せてイッセー以上なら俺とコンビを組んでくれるんだろう?それともその場しのぎで適当な事を言ったのか?」
「そんなことありません!私はイッセー先輩のフルコースを信じています!もしゼブラさんの方が上だと私が思ったなら喜んでゼブラさんとコンビを組みますよ!」
「言ったな、なら俺と約束だ」
「望むところです!」


 私はムッとしてしまい売り言葉に買い言葉で思わずそう言ってしまいました。でもイッセー先輩のフルコースが負けるなんて思っていませんし問題ありませんよ。


「なら話は終わりだ、夜食を作れ」
「はーい」


 私とゼブラさんの話はそれで終わりました。あっそうだ、先輩にもこの事は言っておかないといけませんね。


「今の話はお前からイッセーには言うな、その方が面白そうだ」
「えぇ……」


 ゼブラさんは悪い笑みを浮かべて私は呆れて苦笑してしまいました。なんだかんだ言ってゼブラさんはイッセー先輩の事が好きなんですね、弟をからかうお兄ちゃんです。


 そして私は夜食を作り始めました、匂いで先輩や皆も起きてしまいプチ夜食会になってしまいました。


―――――――――

――――――

―――


 そして翌日になり私達はまた灼熱の砂漠を進んでいきます。ここでアーシアさんとティナさんはデザートラビリンスに適応できるようにと黒歌さんが持ってきてくれた冷気を放出するフードを付けてもらっています。


「見えたぞ、みんな!あれがデザートラビリンスだ!」


 イッセー先輩の視線の先にはなんと赤く染まった砂漠がありました。


「どうして砂漠が赤く染まってるんですか?」
「砂に含まれる鉄分が太陽の光で酸化して赤く見えるんだ」


 私は何故砂漠が赤く見えるのかと呟くと先輩が理由を教えてくれました。


「それだけじゃねーぜ」
「えっ?」
「あれは猛獣や人間……多くの生物の血を吸った赤い砂だ。ここからが楽しいデスサバイバルの始まりだ」


 ゼブラさんはあの赤い砂には沢山の生物の血がしみ込んでいると言い、なんだか死神のようなモノが見えてきました。


 ここからは気を引き締めて行かないといけませんね……!



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