暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第112話 突入、デザートラビリンス!連れ去られた小猫とアーシア!
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」
「ふん、最初から素直に頷いていりゃいいんだよ」
見張りをすると言ったゼブラさんに先輩が目を丸くしてそう言いました。そして私は姉さまやみんなと一緒にテントの中で眠ったのですが……
『おい小娘』
「……ふえっ?」
私は耳元で何か声が聞こえたので目を覚ましました。辺りを見渡すと皆寝ています、誰が声をかけたんでしょうか?
『小娘、聞こえてんのか?俺を待たせるな、起きてるならさっさと来い』
「ゼブラさん……?」
また耳に声が聞こえて目がさえてきた私はその声の主がゼブラさんだと分かりました。もしかして音弾という技なのかな?
のそのそと寝巻の上にフードを被って外に出ました。すると焚火の近くでゼブラさんが座っているのが見えました。
「ゼブラさん、私に何か用ですか?もしかして夜食の料理が足りなかったですか?」
「それは後でいい、今は座れ」
「は、はい……」
てっきりお腹が空いたのかなって思ったのですがそれ以外にも私に用があるみたいです。私は言われたように焚火の近くに置かれていた椅子に座りました。
「小娘、お前俺がレンタルラクダの町で何か言いかけていたのを覚えているか?」
「はい、部長の声でかき消されちゃいましたけど……何が言いたかったんですか?」
「単刀直入に言う、お前俺とコンビを組め」
「……えっ?」
私はゼブラさんが言った言葉が一瞬理解できませんでしたが次第に言葉の意味が理解できていき叫びそうになりました。
「騒ぐな、鬱陶しい」
「うっ……」
しかしゼブラさんに圧をかけられて叫ぶことが出来ませんでした。
「で、でもどうして私なんですか?ゼブラさんならもっと腕のいい料理人が見つかりますよ。そもそも私はイッセー先輩とコンビを組んでいるんですが……」
「そんなこと関係ねぇ、俺がてめぇが良いって言ってんだ。グダグダ言うな」
な、なんというストレートな発言……
「俺は今までコンビなんざくだらねぇと思っていた。だがお前となら間違いなく良いコンビが組める、お前なら俺に適応できると思ったんだ」
「そ、そこまで言ってくださるのは光栄です」
まさかここまで褒められるとは思っていなかったのでびっくりしました。
「しかし私はイッセー先輩と恋人という関係を抜いてもコンビを組みたいんです」
「なんだと、俺よりアイツのほうが良いって言うのか?」
「はい、そもそも私はイッセー先輩のフルコースの完成を見たいという夢があります。そのフルコースを私の手で料理したいんです」
私はゼブラさんにそうハッキリと告げました。
「ゼブラさんのフルコースはなんですか?」
「フルコースな
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