暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第112話 突入、デザートラビリンス!連れ去られた小猫とアーシア!
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した。
「おい、あの茶番はいつ終わるんだ?」
「も、もうちょっと待ってください!今おかわりを作りますので!」
「早くしろ」
ゼブラさんがイラついた声でそう言いますが私はなんとか落ち着いてもらう事に成功しました。でもゼブラさんは何を言おうとしていたのでしょうか?
「イッセー先輩、リアス部長の様子はどうですか?」
「まったく首を縦に振らない、まさかあそこまでラクダが嫌いだったとは……」
私は近くに来たイッセー先輩に状況を聞きますが先輩は溜息を吐きました。
今何が起きているのかと言うとラクダに乗らないといけないと知った部長が発狂してしまったんです、そして電柱のてっぺんによじ登って泣きながら叫んでいます。
……えっ?意味が分からないって?でもこう言うしか説明できません。
「なんでリアスさんはあんなにもラクダが嫌いなんだ?」
「どうも幼いころにグレモリー領内にいたラクダに好奇心でちょっかいを出したところ怒らせてしまい群れに追いかけまわされたことがあるらしいですわ」
「なるほど、その時の体験がトラウマになってるのか……」
イッセー先輩の疑問に部長と付き合いの長い朱乃先輩が説明しました。
悪魔グレモリーは古くからラクダと強い繋がりを持っています、なので部長の実家であるグレモリー領内ではラクダが飼育されており近衛兵もラクダに乗っています。
しかしリアス部長は幼い時の経験からラクダに対して強いトラウマを持ってしまったようで今でもラクダだけは駄目みたいです。
「しかし幼児みたいに泣きわめくとはな、意外だけど結構可愛いな……」
「先輩?部長には想い人がいるんですから惚れちゃ駄目ですよ?」
「いや別にそう言う意味で言ったんじゃなくてだな……」
頬を緩ませた先輩に圧をかけます。部長にはもう心に決めた相手がいるんですからね?流石に節操なしになりますよ?私達がいるんですから相手はいくらでもしますよ?
「部長!降りてください!危ないです!」
「リアス落ち着け!意外と人懐っこくて可愛いぞ!」
「イヤァァァァッ!側に来させないでぇぇぇぇ!!」
祐斗先輩がリアス部長を電柱から下ろそうとしてゼノヴィアさんが一頭のラクダを連れてきました。それを見た部長は更に泣いてしまいます。
「きゃっ!?」
「ど、どうしたのアーシア!?」
「い、今この子にお尻を舐められました……」
可愛い悲鳴が聞こえたのでそちらを見るとアーシアさんがお尻を抑えていました、その後ろにはラクダがいてイリナさんがアーシアさんから遠ざけていますね。
「どうした、アーシア?」
「イッセーさん、この子私のお尻を舐めようとしてくるんで
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