暁 〜小説投稿サイト〜
超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第三百三十九話 アポカリプス その1
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
ルドは地球の深層・内核である。
そして、その内核に適応した防護服にも時間制限がある。
つまり、防護服に設定された制限時間を超え、その機能が停止すれば、人知を超えた力を持つ二人も、内核の中から放たれる熱を浴びて、死ぬことになる。
二人に残された時間は少ない。
しかし、それこそがピョヌァの作戦、最強の断罪剣士である宮本テツヤとの圧倒的な実力差を埋めることができる唯一のチャンス。
先に痺れを切らしたピョヌァが、内核に潜む生命体に向かって、パブリックフレイムを放つ。
「このチビ女を殺しちまえば、もうおめぇらは、交渉すらできない!人類は終りだァ?」「させるかぁぁぁぁぁッ?」
宮本テツヤは、自らに変化したピョヌァが放ったパブリックフレイムをその身に受け、内核に潜む謎の生命体を体を張って守る。
自らの体を盾にしたことで、防護服は爆砕し、肉体に灼熱の炎を浴びる宮本テツヤ。
そう、それは、宮本テツヤの死を意味していた。
「やっぱり、そう来ると、思ってたよ、宮本テツヤ...」
「貴様、最初から、そのつもりで、内核に攻撃を仕掛けたのか...」
「ああ、そうさ。アンタが、あの内核のチビ女を助けるために、その身を盾にすることなんて、最初から予想済みさ、なんたって、俺の能力は相手の全てをコピーする能力、アンタの思考なんて最初から、お見通しさ。アンタ、どうして自分が負けたかわかるか?」
「お前が、卑怯者だからだ...!」
「違うねぇ!答えは簡単、アンタには守るものがあって、俺には守るものがなかった!ただそれだけさ、なにかを守る為に生きてる奴は、その守るべき存在のために、常に自分を犠牲にしなければならない、でも、何も守るものがない奴は逆だ!何も守るものがないやつは、常に自分勝手に自由に生きること、決断することができる!人間、守るものを見つけちまったら、そこで弱くなっちまう!会社・軍隊・国家、そういう同調圧力で構成された大多数の価値観に、自分の守りたいものを人質に取られて、一生、その大多数の価値観の言いなりになるしかねぇ!それが自然界を生きる生命体の姿であっていいわけがない、俺たち人間はもっと自分勝手に自由に生きるべきなんだ?だから壊してやる全部、最強の断罪剣士の力を得た、この俺が?」
本来の姿に戻ったピョヌァが、死亡した宮本テツヤの手から、爆炎の断罪剣グレンセイバーを奪う。
左右の手に持った2本の爆炎の断罪剣グレンセイバーを、地面に音を立てて引きずりながら、ピョヌァは内核に潜む謎の生命体に向かって、こう告げる。
「さぁ、世界の終末の始まりだぁ...!」

次回予告 アポカリプス その2
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ