第二十章
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叫ぶ。
「俺は人間になった!その人間の力で!」
「御前を倒す!」
「統制者を!」
橘と上條も叫ぶ。四人は統制者のオーラを退けそのまま突き進む。
「おおおおおおおおっ!」
拳を繰り出す。だがそれは虚しく弾かれてしまった。
「何っ!?」
「効かない!?」
「ふふふ、威力は中々だ」
統制者はその攻撃を受けても平気な顔で笑っていた。微動だにしない。
「しかしその程度では。私を倒せはしない」
そう言うと両手を振り回す。それで四人を吹き飛ばす、
「うわっ!」
「くっ!」
背中から落ちる。四人はその衝撃に耐えながら何とか起き上がる。苦悶の声をあげながらも何とか立ち上がり統制者を見据える。
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