第155話
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死んで償うなんて絶対嫌だし!」
「………リィン……さん………ミリアムちゃんも…………そんなことを言われたら………従うしかないじゃないですか………」
リィンとミリアムの言葉に対してクレア少佐は辛そうな表情を浮かべて一筋の涙を流した後気を取り直し
「――――――鉄道憲兵隊総員、直ちに戦闘を中止し、武器を捨て、降伏しなさい!これは”命令”です!――――――ごめんなさい、私の我儘に付き合わせてしまって………リィンさん達や殿下達の仰る通り、私達はエレボニアの為にも生きて償うべきです……!」
「少佐………」
「ううっ………」
「敵軍の将による”降伏宣言”を確認!灰獅子隊総員、直ちに戦闘を中止しなさい!」
「イエス・マム!!」
最後の気力を振り絞って立ち上がってまだ戦闘を続行している鉄道憲兵隊の隊員達に投降の命令を出した後謝罪し、クレア少佐の命令と謝罪を聞いた隊員達は戦意を喪失してそれぞれの戦闘を中止し、それを確認したルシエルは鉄道憲兵隊と戦闘をしていた灰獅子隊の軍人達に戦闘中止の指示を出し、それらを確認したクレア少佐は地面に崩れ落ちた後気を失い、地面に倒れた。
その後気絶クレア少佐や降伏した鉄道憲兵隊員達の護送を灰獅子隊の軍人達の一部に任せたリィン達はトワ達紅き翼と共に要塞の攻略を再開して先を進み続けると今までの雰囲気とは異なる場所に出た。
〜小庭園〜
「ここは一体……」
「ちょっと雰囲気が違う場所に出て来たな……」
周囲を見回したセレーネは不思議そうな表情を浮かべ、クルトは周囲を警戒しながら仲間達と共に中央部へと向かった。
「敵の気配は無さそうね。」
「ええ、それにどことなく庭園っぽい雰囲気というか。」
周囲の気配を確認したエーデルガルトの言葉に頷いたリシテアは首を傾げて周囲を見回し
「ゲートが二つ……という事は……」
「恐らくはそれぞれのゲートの奥に”鉄血宰相”へと続く道を守る”守護者”達が待ち構えているのだろうな。」
「!その”守護者”って………」
「ま、残りの面子を考えたらわかりきった答えだな。」
「団長……」
「父様………」
それぞれ開いている二つのゲートを確認したアルティナは考え込み、レーヴェの推測を聞いたトワは血相を変え、クロウは疲れた表情で呟き、フィーとアリサはそれぞれ辛そうな表情で二つのゲートを順番に見回した。
「問題はどちらのゲートにどの勢力が待ち構えているかですわね――――――」
「それならわかるぜ。」
シャロンが考え込みながら呟くとシャロンの疑問に答えるかのようにリィン達の背後からセリスの声が聞こえ、声を聞いたリィン達が振り向くとリィン達が進んだ道のりを追っていた
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