暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第155話
[11/15]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
達、そしてジェダル達が現れて最奥地点で待ち構えている”守護者”――――――”西風の旅団”の”猟兵王”ルトガー・クラウゼルと”破壊獣(ベヒモス)”レオニダス、そして”赤い星座”の”紅き戦鬼”シャーリィ・オルランドに近づいて対峙した。

「―――――ハハ、まさかお前さん達が先に到着するとはな。」

「”西風の旅団”の団長、”猟兵王”ルトガー・クラウゼル………」

「猟兵王のオッサンが待ち受けている時点で破壊獣(ベヒモス)は予想できていたが、やっぱりお前もいたか、シャーリィ。」

「アハハ、当たり前じゃん、ランディ兄。それとリーシャも”嵐の剣神”達に伝えた通り、ランディ兄達と一緒に来てくれたんだね〜。」

「……別に私は貴女の希望に応えて来た訳ではありません。私の守りたい人々の為にここにいる――――――それだけです。」

ロイド達と対峙したルトガーは苦笑し、対するロイドは真剣な表情でルトガーを見つめ、目を細めて呟いたランディの言葉に対して無邪気に笑って答えた後親し気な様子で話しかけるシャーリィに対してリーシャは静かな表情で答えた。



「それにしても要塞内を攻略せず、飛行艇(メルカバ)で直接俺達の元へと乗り込むとは……考えたな。」

「フフ、”某女神”曰く『ダンジョン攻略は最初にまともに攻略せず裏技やショートカットで攻略する事を考えた方がいい』との事だからね。某女神の信者として、その助言に従ったまでさ。」

「その”某女神の信者”であるワジさんが言うと”某女神”の意味もなくなるのですが。」

レオニダスの指摘に対して静かな笑みを浮かべて答えたワジの言葉にロイド達とエステル達がそれぞれ冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中ティオがジト目でワジに指摘した。

「―――――それで?”猟兵”の貴方達が何故、自分達の状況が劣勢と理解していながらもなお、この場にいるのですか?幾ら(ミラ)で雇われているとはいえ、猟兵である貴方達が沈む船に乗り続けている事が理解できないのですが。」

「それに貴方達の雇い主がやろうとしている事――――――”相克”の果てに何があるのか、貴方達も理解しているはずなのに、何故……」

「勿論”相克”に敗れた”不死者”がどうなるのかも知っているんだよね?なのにどうして今も”工房”の言いなりになり続けているの?」

「ハハ、痛い所を突くねぇ。――――――ま、流儀じゃねぇのは確かだ。別に宰相やアルベリヒって野郎に賛同や義理立てしてついていってるわけでもねぇ。幾ら雇われているからと言って、”負けるのが確実”とわかっている連中に手を貸し続ければ、俺達も宰相達共々抹殺されるだろうしな?」

「だったらどうして……!」

フェミリンスやヨシュア、ミントの指摘に対して苦笑しながら同意して答えたル
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ