第十八章
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に包まれ剣になった。
「俺が・・・・・・もう一人だと」
「喜び給え。君は人間に戻れたのだ」
統制者は笑っていた。二人の剣崎を見て笑っていた。
「だが生き残るにはもう一人の自分に勝たなければならない。どうだ?面白い余興だろう」
「ならば・・・・・・戦う!」
剣崎はもう一人の自分を見ても気持ちを変えはしなかった。
「俺自身と!」
剣を構え突進する。そこにヒューマンジョーカーこともう一人の剣崎も剣を手に向かう。二人もまた戦いに入ったのであった。剣と剣がぶつかり合う。
上條は杖でティターンに向かう。その強さは相変わらずだった。
「くっ!」
しかし彼は倒れない。立ち続ける。
「俺だって」
彼はその中で言う。
「城さんと嶋さんの心を受けたんだ!今それを!」
迫って来たティターンをまずは杖で殴って退ける。そして。
クローバーの四と六と八を出す。それをラウズさせ杖を突き出す。
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