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ドリトル先生と桜島
第三幕その四

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「この旅行は」
「そうだよね」
「船旅にしてよかったかも」
「気持ちよく鹿児島まで行けるし」
「最初からこうだとね」
「幸先いいよね」
「全くだよ」
 笑顔でお話してでした。
 皆で楽しく昼食を楽しんで甲板で海を観ながら読書に論文の執筆にです。勿論日課のティータイムも楽しんで。
 ディナーのビュッフェも楽しみますが。
「こちらもいいね」
「そうだよね」
「色々なメニューがあって」
「お野菜もお肉もお魚も」
「和食も養殖も中華も」
「全部あってね」
「これはいいよ」 
 実にというのです、見ればサラダにマリネに卵焼きに蒸し餃子にハンバーグにチキングリルにと色々です。
 先生達は食べています、先生はそのご馳走に囲まれつつ言うのでした。
「実に贅沢だよ」
「全くだね」
「色々なお料理があって」
「そのどれもを食べられるから」
「最高だよ」
「いいビュッフェよ」
「お昼もよかったけれどね」
 先生はローストビーフを食べて言いました。
「夜もいいね」
「先生お酒進んでるよ」
「今晩はウイスキーだけれど」
「ウイスキーも美味しいんだね」
「御料理にも合っていて」
「かなりね、いい感じだよ」
 ウイスキーも飲みながら言うのでした。
「本当にね、だからね」
「どんどんだね」
「飲んでいくね」
「ウイスキーも」
「美味しいものも食べながら」
「そうするよ」
 今度はあさりの酒蒸しを食べています。
「今夜はね、そして食べ終わったら」
「どうするの?」
「今度は」
「食べ終わったら」
「夜空を観よう」
 こちらをというのです。
「そうしよう」
「ああ、夜空だね」
「海の上から」
「そうするんだね」
「次は」
「夜の海を観て」
 そうしてというのです。
「そのうえでね」
「夜空だね」
「海の上から夜空を観る」
「普段は出来ないし」
「ここでするんだね」
「そうだよ、そうしてね」
 そのうえでというのです。
「そちらも楽しもうね」
「わかったよ」
「じゃあそうしよう」
「今のディナーの後は」
「夜空を観よう」
「そうしようね」
 こう言って実際にです。
 先生は皆と一緒にディナーの後はです。
 夜空を楽しみました、観れば北斗七星がありますが。
 先生はその星達を見上げて皆に尋ねました。
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