魔王
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慌ててティミーはフバーハを唱え、火炎の威力を減少させようとしたが、一人離れてバラモスの前にいたリュカには効果が及ばず、炎に包まれる!
しかしリュカは、バギを唱え風で壁を作り炎をあらぬ方向へ流し凌ぐ。
尚もリュカだけに狙いを定め攻撃をするバラモスは、大きな拳を振り下ろしリュカだけを執拗に攻撃する!
しかし、その全てを軽く躱され微々たるダメージも与えられない。
あまりの出来事に、攻撃する事を忘れていたアルルが我に返り、慌ててリュカを救う様にバラモスを攻撃する。
そして、それに促される様にカンダタやウルフも戦闘に参加する。
そのリュカは、バラモスの攻撃をのらりくらりと躱し、アルル達の攻撃の隙を作っている。
「おのれ…チョコマカと動きおって!」
リュカの動きを捕らえる事が出来ず、怒りが頂点に達したバラモスはイオナズンの詠唱にかかる。
それに気付いたビアンカがマホカンタで結界を作ると、マリーも細波の杖でマホカンタを作り出し、ウルフも自らマホカンタを唱えバラモスのイオナズンに備えた。
「イオナズン!」
そしてバラモスの手から放たれたイオナズンは、周囲の物を巻き込み大爆発をする…
その爆発の合間を抜けて、リュカはアルルやハツキ・モニカ・少女ラーミア・ミニモンを爆心地から救い出す!
直後、バラモスに向けてイオナズンが跳ね返り、大きなダメージを与える事となる。
バラモスのイオナズンを避けきれなかったティミーは、やはり避けられなかったカンダタと自分にベホマをかけ傷を癒し、次の攻撃に備える。
自らの魔法にのたうち苦しむバラモスの後ろに、リュカ等と共に回避したアルルは、稲妻の剣を握り締め、力の限りに斬りかかる!
バラモスの背中側から脇腹を通り正面腹部まで、強烈な一撃を食らわせ間合いを取る!
「ぐはぁぁぁ………!!」
バラモスは崩れ落ち、口から大量に血を吐き出す!
「終わりよ、魔王バラモス!」
「ぐぅ………お、おのれ…アルル……ワ、ワシは諦めぬぞ………」
バラモスはそう言い残し力尽きた。
バラモスの死骸は泡と消え、城内を包んでいた邪悪な気配が緩和されていく。
「…や、やったの…?私達…バラモスを倒したの?」
剣を構えたまま、アルルが誰にでも無く尋ねると…
「あぁ…そうだよアルル、君はバラモスを倒したんだ!おめでとう勇者アルル。遂に悲願を達成したんだよ!」
ティミーは優しく抱き締め、熱いキスをプレゼントする。
「いやったー!!!俺達バラモスを倒したんだ!」
カンダタが嬉しさのあまり、あの巨体を振るわせモニカと共に喜びはしゃぐ!
「これで世界に平和が訪れる!モニカー、俺達結婚して子供を作ろうぜ!ティミーやマリー以上の良い子をよー!」
「あいよカンダタ!リュカ達よりも大勢子供を産んでやるよ!へたばん
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