第十一章
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ジョーカーが残っていた。
「剣崎」
「ああ」
相川は剣崎に声をかける。剣崎もそれに応える。
四人のライダーはそれぞれジョーカーを取り囲んだ。しかし彼は攻撃を仕掛けようとはしない。
「今は安心するのだ」
「どういうことだ」
橘が彼に問う。
「安心しろだと!?」
「ここで御前達と戦うつもりはないのだからな」
「馬鹿な、じゃあ何故御前は分裂したのだ」
「ははは、それは私の為なのだ」
上條がジョーカーに問うたところで統制者が答えてきた。
「何っ、御前の為だと」
「そうだ」
彼は答える。
「私の為だ。これでケルベロス、ティターン、そしてジョーカーが手に入った」
彼の声は笑っていた。そこには何か得体の知れない邪なものがこもっていた。
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