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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
ぺーパーシャッフルF 〜全ては大空の下で〜
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 それから、俺達は一緒に屋上へと向かった……

 

 

 ?? 屋上 ??

 

 ギィィ……。

 

 屋上に繋がる扉を開き、外に出る。

 すると、屋上にはすでに先客がいた。

 

 ……龍園だ。

 

「……どうしてここにいるのかな?」

「俺がどこにいようと自由だろ? それに屋上は誰でも入れる場所のはずだぜ」

「……まぁそうだね」

 

 本性を隠す気などさらさらないかのように龍園の事を嫌悪の目で見ている櫛田は、龍園から離れた場所に行こうと俺達に言ってきた。

 

「少し離れた場所で話そうか」

「おいおい。俺は仲間外れか? せっかくだからお仲間に入れてくれよ。全くの無関係じゃないんだからよ」

「……何が目的?」

「別に? ただ結末が知りたいだけだ」

「……まぁいいや。あんたにも私の勝利を見せつけてやりたいしね」

「……ククク」

 

 何を考えているのか分からないが、龍園もこれからする会話に加わる事となった。

 

 櫛田は再びいつものニコニコ笑顔に戻った。

 

「じゃあ早速始めようか! 私は数学の自己採点は100点! あはははっ♪」

 

 堂々と自己採点の結果を発表した櫛田は高笑いをする。

 絶対に勝っているという自信があるのだろう。

 

 だが残念だな。堀北にも絶対に負けていないという自信があるんでな。

 

 堀北は高笑いする櫛田を見据え、ゆっくりと口を開く。

 

 

「……私も100点よ」

「あはははっ♪ ……は?」

 

 堀北の冷静な言葉を聞いて、櫛田の顔から笑顔が消える。

 そして、顔が動揺の表情で埋め尽くされる。

 

「……嘘。なんであんたに100点が取れんの? 今回の数学の試験問題は超高難易度だったのよ?」

「ええ、今までで1番の難しさだったわ」

「そうよ! だから100点って言うのは嘘でしょ! 取れてて90点くらいのはずよ!」

 

 確かに。今回の数学の試験は特に高難易度だった。クラスでもトップ5に入る頭脳を持つ啓誠でも90点を超えられているかわからない。……何の準備もなければ、な。

 

「いいえ、私は100点を取れているはずよ」

「はぁ!?」

 

 自信満々の堀北が理解できないのか、櫛田は何とも言えない表情になっている。

 

 その時、龍園が会話に加わってきた。

 

「おい鈴音ぇ。今回の数学の試験は、うちの金田が練りに練って何度も作り直した今回の試験で出せる最高難易度の問題だぜ?」

「そうね。金田
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