ぺーパーシャッフルF 〜全ては大空の下で〜
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私を見つめるだけ。
「……っ!」
??パシーン!
怒りを堪えきれず、私はツナ君の頬を思いっきりはたいた。
「……」
それでもツナ君は表情を変えず、無言で私を見つめるだけだ。
「……なんで何も言わないのよ」
「……」
「……ふざけないでよ!」
??パシーン!
??パシーン!
??パシン、パシーン!
??パシーン!
私は何度も何度もツナ君の頬をはたいた。時には反対側もはたきつつ、何度も何度もツナ君の頬をはたく。
「……」
それでもツナ君は何を言わない。変わらずに優しい表情で私を見つめるだけだ。
全然治らない怒りに、無意識で自分の思いの丈をツナ君にぶちまけていた。
??パシーン!
「……信じてたのに!」
??パシーン!
「ぐすっ……ツナ君だったら大丈夫だって思ったのに!」
いつのまにか、ツナ君を頬を叩いている私の頬には涙が流れていた。
??パシーン!
「……やっと出会えたと思ったのに!」
??パシーン!
「……私の全てを受け入れてくれるって信じたのに!」
??パシーン!
「……なんで裏切ったのよ!」
??パシーン!
最後に今までで最大の強さで頬をはたいた私。
さすがに疲れて、上げていた手と頭を下げて息を整える。
「はぁ……はぁ……」
「……」
今だに何も言わないツナ君。それにまた怒りが湧き上がり、何か言うまではたき続けてやろうと顔と腕を上げると……
「っ……!」
「……」
目の前には、さっきまでと違って悲しそうに微笑んでいるツナ君が立っていた。
「……」
「……やっと」
「!」
「やっと……聞かせてくれたね」
「……え?」
ツナ君の言っている意味が分からず、首を傾げる。すると、ツナ君は上げている私の手を優しく両手で包みこんだ。
「あっ……」
そして自分の胸元に下ろすと、ツナ君はゆっくりと語り始めた。
「ごめんね桔梗ちゃん。辛い、悲しい思いをさせたよね」
「……うん。辛かったし、悲しかったよ」
「……そうだよね。君にそんな思いをさせるのは嫌だったんだけど、そうで
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