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ぺーパーシャッフルE 〜嵐を呼ぶ試験直前〜
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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ   作:コーラを愛する弁当屋さん

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ぺーパーシャッフルE 〜嵐を呼ぶ試験直前〜

 

 ?? 清隆side ??

 

「ねぇねぇ、歌っていい?」

「待って、軽井沢さん。今日は遊びに来たわけじゃないのよ?」

「え〜、折角のカラオケなのに?」

「あなたがどうしても誰かの部屋は嫌だと言うからここにしたんでしょう?」  

 

 軽井沢がマンションを嫌がったのは、場所をケヤキモール内にするように俺が指示を出しておいたからだ。

 

 なんたって、ケヤキモール内にはクリーニング屋がある。

 すぐ近くにクリーニング屋がある事が大事なんだ。

 

「そうだけどさ。何ていうか〜。カラオケに来て歌わないのって馬鹿じゃない?」

「さっき頼んだ軽食で我慢して」  

 

 入室する際に、すぐさまに店員に人数分の飲み物と軽食を注文していた軽井沢。

 

 すでにテーブルには色んなジャンクフードと個人のドリンクが置かれていた。

 

「じゃあ作戦会議終わったら歌っていいよね」

「それはもちろん構わないわ」

「やった〜♪ じゃあみーちゃん、デュエットしない?」

「うん、いいよ」

「そうだね。最近根を詰めてるし、それくらいの息抜きはいいんじゃないかな」

「私も賛成! カラオケで歌うのも結構久しぶりだし〜♪」  

 

 カラオケを歌いたい組と真面目組の折り合いが付いたところで、俺達は早速本題に入った。

 

「……では、始めましょう。まずは勉強会の成果だけれど、結果は上々だと思っているわ。数名の男子がふざけた行動をしたときはどうなるかと不安にもなったけど、現時点で期末試験の範囲にはある程度対応できるようになったはずよ」

 

 堀北はDクラスの現状を上出来だと感じたようだ。

 

 俺は沢田グループの勉強会しか見てないから詳しくは分からないが、堀北がそう言うならそうなのだろう。

 

 高評価を下した堀北に、須藤が得意そうに口を開いた。

 

「へへっ! 口から英単語帳が飛び出すくらい勉強したからな!」

「まだ付け焼刃状態よ。基本学力は中学1年生レベルである事はを忘れないで」

「ええっ! こんだけ勉強して、まだ中1レベルかよ……」


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