ぺーパーシャッフルD 〜両翼達、動く〜
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賞後 ??
映画館からケヤキモールに出てきた俺達は、各々に映画の感想を言い合っていた。
「いや〜、いい映画だったね〜」
「そうか? 俺は微妙だったな」
「男には分かり辛かったかもな」
「……だな。俺も良く理解できなかった」
「わ、私は感動したけどな…… 」
「女子には刺さる内容だったんだろう」
「え〜? そんな事ないでしょ? だってほら……」
「……うっ、うううっ!」
『……』
綱吉だけがなぜか号泣している……。
「ほら、ツナぴょんは感動して号泣してるよ?」
「綱吉は……普通の男じゃないからいいんだよ」
「だな、綱吉は変なやつだからな」
「き、きっと綱吉君は感受性が豊かなんだよ」
「……優しい言い方だな」
中々泣き止まない綱吉の背中を愛里と波瑠加が摩ってあげている。
「ほらほら、泣き止めツナぴょん!」
「な、泣かないで?」
「うう……あ、ありがとう〜」
(……そろそろだな)
「あ! いたいた! 綱吉く〜ん!」
若干泣き止んできた綱吉の元に、予定通り一之瀬が現れた。
「あ、あれ? 綱吉君なんで泣いてるの?」
「ご、ごめん。映画に入り込みすぎちゃって」
「そ、そうなんだ」
「……で、帆波ちゃんはどうしたの?」
「あ、そうそう! 実は今日の生徒会の仕事でやり残した仕事があったのを思い出したの!」
「ぶほっ! まじ!?」
一之瀬の言葉で一気に涙が引っ込んだようだ。
「うん! それでね、今から一緒に生徒会室に行って欲しいんだけど……いい?」
「もちろん! 2人の仕事だしね!」
「ありがとう。……じゃあ、さっそく行ける?」
「うん! 皆ごめん、俺もう一度生徒会に行ってくるね」
「いいよ〜、今日はここで解散だったし」
「お、お仕事頑張ってね」
「うん、じゃあまた明日」
予定通り、一之瀬に綱吉を誘い出させる事に成功した。
そして、残された俺達は解散する事になる。
「じゃあマンションに帰ろうか?」
「そうだね」
「ああ」
一緒にマンションに帰る流れになるが、俺と啓誠はまだ予定がある。ここから3人とは別行動だ。
「悪い、俺と清隆はこれから平田達と会う予定があるんだ」
「このまま待ち合わせ場所に向かうから、今日はここで解散でもいいか?」
「そうなんだ、じゃあまた明日ね」
波瑠加・明人・愛里と別れ、俺と啓誠は待ち合わせ場
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