ペーパーシャッフルC 〜大空に集いし新たな仲間〜
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う。
「! ……美味いな」
今までの飲んできたどの紅茶よりも、ツナからのプレゼントである高級茶葉で入れた紅茶は美味しかった。
(……ホワイトルームでも脳に良いという事で色んな高級茶葉を飲ませてもらえたが、ここまで美味いものは初めてだな)
紅茶を飲みつつ、ケーキも口に運ぶ。
紅茶の味わいとケーキの甘さが程よく口の中で混ざり合っていく。
「……やはり美味いな。……ん?」
??ピコン。
??ピコン。
その時、清隆の学生証端末から通知音がなった。
「……なんだ? ! グループトークか」
学生証端末を開いて確認すると、通知はメッセージトークアプリのグループトークからのものだった。
愛里:今日撮った記念写真を送るね。
??愛里が画像を送信しました。
作り立てのグループトークルームに、最後に撮った記念写真が送られたようだ。
送られてきた写真を開いてみると、俺は思わず苦笑してしまった。
「ふっ、なんだよこの顔。本当に俺か?」
写真に写っている自分の顔を見て、清隆はこの写真に写っている男は本当に自分なのかと疑ってしまった。
それもそのはず。写真に写っている清隆はいつものように真顔ではあるのだが、明らかに目が潤んでいて、口元も緩んでいるのだから。
「……」
写真を表示したままの学生証端末と、ティーカップだけを持って清隆はベランダへと向かった。
外はもう暗く、頭上には夜空が広がっている。
「……」
表示された写真を見ながら、もう一口紅茶を飲む。
そして、夜空を見上げながら清隆はポツリと呟いた。
「……ふっ、誕生日って嬉しいものなんだな。綱吉」
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