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ペーパーシャッフルC 〜大空に集いし新たな仲間〜
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く受け取りにいこう。2人のバースデーケーキを!」

 

 それから俺は、昨日の夕方に寄った洋菓子屋さんへと急いだ。

 

 

 ??  数分後。ツナの部屋 ??

 

 

 洋菓子屋さんで予約していたケーキを受け取り、なるべく急いで自分の部屋に戻った。

 

 部屋に入ってみると、皆くつろいで待ってくれていた。

 

 ケーキをキッチンに置いて、皆に声をかけよう。

 

「お待たせ」

「あ、ツナぴょん。おかえり〜」

「綱吉の部屋は最上階なんだな。ちょっと羨ましいわ」

「ベランダからの眺めがいいよな」

 

 皆に色々言われながら、俺は部屋の電気をいきなり消した。

 

 ??パチン!

 

「え? 停電?」

「いや、電気消しただけだろ?」

「綱吉、何のまねだ?」

「ごめんね。少しの間我慢してて」

『?』

 

 暗闇の中、俺は箱から小さなホールケーキを2つ取り出し、備え付けられた16の形の蝋燭をケーキに突き立て、ライターで火を付けた。

 

 ??ボウっ!

『!』

 

 暗闇の中、小さな火が4つ灯っている。

 

「! え? それって?」

「……バースデーケーキか?」

「そうだよ!」

『!』

 

 片手で一つずつケーキを持ち、ダイニングテーブルへと運んだ。

 

 テーブルの上で揺らめく4つの明かりは、16という数字とチョコプレートに書かれたハッピーバースデーの文字だけを照らしている。

 

『……』

 

 当人である2人は、もう感づいているのか驚きの表情を浮かべている。

 

 しかし当人と俺以外には誰のためのケーキか分からないので、波瑠加ちゃんが俺に質問してきた。

 

「今日って誰かの誕生日なの? ツナぴょん」

「うん、今日は清隆君の誕生日! そしてもう過ぎちゃったけど、10月15日は愛里ちゃんの誕生日だったんだ!」

『!』

「へ〜、そうなんだ!」

「一緒にお祝いしましょうってわけか」

「そうだよ!」

 

 ちょうどよくグループを組んだんだし、このメンバーで誕生日会をしたなって思ったんだ。

 

 本当は何人かに声かけて、夜の部の後にサプライズ訪問誕生会をしようと思ってたんだけど、せっかくならグループでお祝いしたいからね。

 

 ちなみに愛里ちゃんの誕生日は、この前俺の誕生会での出来事を話していた時に、みーちゃんが教えてくれたんだ。

 

「よし、せっかくだし歌うか」

「お、いいねぇ」

 

 
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