ペーパーシャッフルB 〜迫り来る嵐の予感〜
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だ。
(あ、その前日はリボーンの誕生日だった。お祝いされにあいつは俺の実家に帰ったけど、プレゼントを渡さないわけにもいかなくて、後日にエスプレッソマシーンをプレゼントさせられました。……すごい高かったです!)
その時に確か皆の誕生日の話題になって……綾小路君は10月20日だと言っていたな。そうか、明日誕生日だって思い出して思わずカレンダーを見ちゃったんだね。
俺もお祝いしてもらったし、相棒である綾小路君の誕生日をお祝いしないわけにはいかないよな。
(今日の勉強会が解散したら、夜の部に参加する前にこの前と同じ洋菓子屋さんに寄ろう)
そう決めた俺は、再び勉強会に集中するのであった。
??ツナ達が勉強会をしている中、Cクラスには全クラスメイト達が揃っていた……
『……』
全員が俯く中、龍園・伊吹・アルベルト達が教卓前に陣取っている。
静寂と畏怖の念が教室を支配する中、龍園はゆっくりと口を開いた。
「……よくよく考えてみりゃ、俺は今までほぼ全ての作戦をあいつに邪魔されてるよなぁ」
「……あ、あいつ?」
クラスメイトの1人が恐る恐る口にすると、龍園は嬉しそうに話を続ける。
「沢田だよ、沢田綱吉だ。須藤を退学させようとした時も邪魔され、無人島試験でも邪魔され、なおかつ失格にさせられた。干支試験では関わりがなかったから俺の作戦通りに事が運んだが、次の体育祭ではまたも俺の作戦を邪魔してきやがった。……しかも最優秀賞生徒賞まで取り、生徒会副会長に就任しやがった!」
『……』
だんだんと強くなって行く龍園の語気に、クラスメイト達は震え上がる。
龍園の機嫌が悪くなるのは沢田綱吉のせいだ。そういう意識が働き、クラスメイト達の中にはツナに対し恨みのような感情を抱えている者も少なくない。
「……今、同学年で1番やっかいなのは、Aクラスの坂柳でもなく、Bクラスの一之瀬でもねぇ。Dクラスの沢田綱吉だ。まずは、こいつを真っ先に潰さねぇといけねぇな」
「……でもさ、それはかなり難しいんじゃないの?」
「……伊吹、なぜそう思う?」
龍園に意見したのは、伊吹澪だ。このクラスの中で、唯一龍園にタメ口をきける存在でもある。
「今までの結果でも分かるけど、あいつは頭の回転は速いし機転も利くはずよ。それに、体育祭でのあいつの活躍を見たでしょう? あの運動能力では、あんたお得意の暴力でも屈服させるのは難しいんじゃないの?」
「……まぁそうかもな。だが、暴力の勝敗を決めるの
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