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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
ペーパーシャッフル@ 〜大空の翼達〜
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「そうなんだ。じゃあ戻りながら話そうか」

「ええ」

 

 鈴音さんと一緒に、Dクラスへと帰るべく廊下を進み始める。

 

(お願いってなんだろう。ペーパーシャッフルをどう戦うかの相談かなぁ……でも俺はそれに答えちゃいけないんだよなぁ〜)

 

 元々勉強は鈴音さんの方が出来るし、期末試験は鈴音さん中心にクラスで動きたいと思っていたから特に問題はないんだけど、勝つ為の相談にのれないのはキツすぎるなぁ……

 

 1人で思い悩んでいた俺だが、鈴音さんからのお願いは全く予想していなかったものだった。

 

「綱吉君。今回のペーパーシャッフルなんだけど……私にクラスの指揮を取らせてもらえないかしら」

「!」

 

 そう。鈴音さん自らクラスの指揮を取りたいと言ってきたのだ!

 

 今の仲間の中でクラスの指揮を取ってくれそうなのは、鈴音さんか平田君。もしくは桔梗ちゃん。

 

 桔梗ちゃんには今は少し頼りにくいから、鈴音さんか平田君に頼もうとはリボーンに特別課題の説明をされながらもぼんやり考えていた。

 

 なので鈴音さん自ら指揮を取りたいと言ってくれたのは渡りに船なんだけど……でも、どうしてわざわざ俺に言ってきたんだろう。別に言われなくてもテストにおいては鈴音さんを中心に動いたと思うんだけどな。

 

「……ダメかしら?」

「あ! ごめん、全然構わないよ!」

「そ、そう。ありがとう。頑張るわね」

「うん!」

 

 不安そうな顔で聞かれたから少し焦ってしまった。

 

(……今の鈴音さんの顔。ペーパーシャッフルで何かやりたい事でもあるのかな?)

 

 そんな邪推をしてしまいながらも、鈴音さんと更に話を続けた。

 

「俺はサポートに回るね」

「ええ。綱吉君には勉強会の指導役を任せたいと思うわ。おそらく中間テスト同様に、私・平田君・櫛田さん・綱吉君の4人で指導役をする事になるわね」

「うん、わかったよ」

「それでね、今日の放課後に作戦会議を開きたいのだけど……」

「あ、ごめん! 俺今日は生徒会の仕事があるんだ。だから結構遅れちゃうと思う!」

「そうなの。……いえ、ならいいわ。決まった事は後でメールで知らせるわね」

「うん。それでよろしく」

 

 と、いうわけで。ペーパーシャッフルは鈴音さん主体で挑む事になった。

 

 

 ?? その日の放課後、綾小路side  ??

 

「……で? どうして遠回りをして歩いてるんだ? 集合場所はカフェだろう?」

「ええ。その前にあなたに話しておきたい事があるのよ」

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